動画・—労働組合と戦争協力ー戦前労働組合の右傾化についての検証 菅野存
2018年5月15日
東京東部労組第二回学習執行委員会
講演 —労働組合と戦争協力ー
戦前労働組合の右傾化についての検証
講師 菅野存東部労組委員長
私たち労働者・労働組合はなぜ戦争に反対するのでしょうか。それは、戦争により労働者の生活、命と健康が破壊されるからです。戦時の労働統制・労働環境を見ると、労働者のドレイ化が進んでいったことがわかります。
では、戦争反対を貫く、実践するためにはどうしたらよいのでしょうか。
それは、労働者の団結体である労働組合の姿勢はどうあるべきか、労働組合の役割は何か、何を目指して組合運動を行うかということと同義なのではないでしょうか。
戦前、私たちの先輩労働者たちは治安警察法第での団結・スト禁止、治安維持法による弾圧にもかかわらずストライキなどで果敢に闘いました。時には右翼暴力団との攻防の中、検束、逮捕を恐れることなく勇敢に闘いました。
ところが、1937年に日中戦争が始まると争議は激減し、最大組織だった全日本労働総同盟はストライキ絶滅宣言を行うに至りました。
その後、労働組合はことごとく戦争に協力の姿勢に転換し、最後には労働組合自体も消滅していきました。
労働者の生活と権利を守るため、労働組合は戦争につながる道に反対しなければなりません。戦前の労働運動の歴史を教訓に、過ちを繰り返さない労働運動を私たち自身がつくる必要があります。
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