東部労組メトロコマース支部 東京メトロ株主総会にアピール
東京メトロ・メトロコマースは巨額の内部留保で非正規労働者が生活できる賃金を払え!
東京メトロ駅売店の非正規労働者でつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部は6月27日、東京メトロ株主総会にあわせたアピール行動を東京・上野の東京メトロ本社前で展開し、約70人の仲間とともに「非正規労働者への差別をなくせ!」とアピールしました。
この日の株主総会に向けて公開された同社の事業報告によると、同社の役員報酬は3億円超が支払われ、グループ全体の内部留保は5423億円に達することが明らかになっています。
株主総会が開かれている本社前で、同支部組合員の4人は「役員報酬が何億円も払われているのに、なぜ末端で働く非正規労働者の賃金は上がらないのか」「内部留保で非正規労働者の低賃金を是正すべきだ」などの声を上げました。
また、同支部の再三の要求にもかかわらず、地下鉄構内に浮遊する有害物質PM2.5の環境測定やそれにからむ売店員の健康診断を実施しないという同社の人命軽視の姿勢を批判しました。
同支部は、東京メトロ株主総会に申し入れを行わせるよう求めましたが、同社は正面玄関前にガードマンを配置し、拒絶する不誠実な対応を取りました。
参加者一同は「東京メトロは非正規差別をやめろ!」「非正規労働者の声を聞け!」などのシュプレヒコールを上げました。
全労ユナイテッド闘争団、JAL争議団、郵政ユニオン、東京労組メトロセルビス分会、国労千葉、江戸川地区労センターの仲間が連帯の発言をしてくれました。
同時刻に上野で開かれていた科研製薬の株主総会で不当解雇撤回を求めて、その後に駆けつけてくれた静岡ふれあいユニオンの仲間からもともに闘うアピールをしてもらいました。
また、労働運動を広げる立場から参院選の全国比例区で立候補する大椿ゆうこさんからもメトロコマース支部の闘いを激励する発言を受けました。
同支部の4人はあらためて差別撤廃まで闘い続ける決意を表明し、団結ガンバローで行動を締めくくりました。
全国の非正規労働者はメトロコマース支部とともに立ち上がろう!
6/27 東京メトロ株主総会アピール行動(全編版)