2012年12月にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「辞めたくても辞めさせてくれない」労働相談事例の抜粋報告です。
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「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告(2012年12月分から抜粋)NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2013年2月4日
1、管理職。転職活動で無事オファーを実現した。2ヵ月後の退職を届け出たが、上司が「管理職なんだから、絶対に認めない」「どんなに早くても3月末だ」と認めてくれない。これではせっかくのオファーが取り消されてしまう。
2、雇用契約書には「退職は30日前に届ける」とあるので、一ヶ月前に退職届けを提出したら、「今年の9月から『3ヵ月前に申し入れる』と変更された」と連絡があった。
3、職場恋愛で婚約したら、職場のボスが激昂して毎日怒鳴るパワハラをやりだした。こんな会社を一刻も早く辞めたいが、職場のボスが業界に手を廻して妨害してくるのは間違いない。
4、正社員として入社したつもりなのに、雇用契約書も就業規則も雇用保険も残業代もタイムカードも無い会社だった。退職届を提出したら、「来年度の新卒が入社するまで退職させられない」と認めてくれない。
5、病院。2ヵ月後の退職を申し入れたら、上司から、「ここは組織。組織を考えろ」「辞められたら困る」「年度末の3月までダメ」と言われ、ズルズル延ばされそう。
6、エステ。「一年勤めないと研修費の10万円支払う」という契約。歩合10割制で、お客が来ないと給料はゼロ。到底生活できないので退職したいが、研修費10万が気に掛かり辞められない。
7、警備会社。無理矢理資格を取らされ、その際、「3年は退職しない。その間で退職する場合は資格取得にかかった費用は全額負担すること。退職後3年間は同業には勤めない」の誓約書があり、辞めると嫌がらせをされそうで怖い。
8、やりたい仕事が見つかったので退職届をだしたら、社長から「給料前借りの面倒を見たのに、恩返しする気はないのか」などと怒鳴られ、「はい」と答えてしまった。
9、変形性ヘルニアの激痛が走るなど体がボロボロになり、もう限界だと退職を申し入れたが、会社は「人が足らなく、今辞められたら困る」と認めてくれない。治療に専念したい。
10、新聞配達。仕事がとてつもなく過酷で辞めたいが、力を貸してくれるところを紹介してほしい。
是非ともこちらにご相談を!!