東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

個人タクシー協同組合の女性職員4人が決起!

2011年07月14日 09時00分00秒 | 労働組合

(上の写真=組合結成申し入れ後の職員と本部スタッフ)

東京都個人タクシー協同組合葛飾第一支部の女性職員が労組結成!
不当降格・賃金カットを撤回!パワハラを根絶!
「もう自分の身は自分で守るしかない!」

東京・葛飾の個人タクシー運転手が加盟する東京都個人タクシー協同組合葛飾第一支部(約360人)で雇用されている女性職員4人が労働組合を結成し、パワーハラスメントの根絶や労働条件の向上で成果を上げています。

4人が結成した労組の名称は「全国一般東京東部労組個人タクシー協同組合職員支部」。結成のきっかけは5人いる職員のうち1人だけ給与が内密に3万円上がったことへの不信でした。職員はみな毎日、運転手さんたちのために懸命に仕事(総務、経理、行政、チケット、税務)にあたってきました。1人だけ賃金をこっそり上げるというのは他の4人に対する差別にほかなりません。

この点を4人は雇い主である当時の支部役員に問いただしたところ、「個人情報を漏らしただろ」「うるさい、黙れ!」「お前は何様のつもりだ」「思い上がるな、なぜ職員ごときに相談しなければならないのだ」などと逆ギレされ、恫喝を受けました。さらには降格処分と賃金カットを言い渡されました。以前から職場で横行していた一部の役員によるパワハラ行為がエスカレートしました。

4人は職場から自転車で10分ほどの東部労組に相談し、労組を結成。今年3月29日に組合結成の申し入れ行動を行いました。支部役員に対し、委員長が結成通知を、書記長が要求書をそれぞれ読み上げました。「私たちは何も悪いことはしていない」「もう自分の身は自分で守るしかない」と1人ひとりが真剣に訴えました(上の動画を参照)。その結果、降格処分と賃金カットは撤回されました。

また、4人はビラ等で運転手さんたちに職場の実情を伝えました。多くの運転手さんが4人を支持し、今年5月にあった協同組合の総会では職員へのパワハラ行為を行っていた役員を含む全役員への解任動議が出て可決、役員が一新されました。職場からはパワハラ行為が一掃されました。新たな役員とも団体交渉を行い、職員全員1万円の賃上げを獲得するなど、労働条件の向上も進んでいます。

労働者間の差別やパワハラに悩んでいる働く皆さん、個人タクシー協同組合職員支部の4人のように労働組合で団結し、自分たちの手で職場を変えていきましょう。

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