(写真=今年のメーデーに東京メトロ本社前でストライキ行動に立ち上がったメトロコマース支部組合員ら)
東京メトロ駅売店の非正規労働者による差別撤廃裁判に支援の傍聴を!
東京メトロの地下鉄駅売店で働く非正規労働者の女性たちでつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部が、雇用主である東京メトロ子会社の株式会社メトロコマースを相手取って、正社員との賃金差別を撤廃するよう求めた裁判の第1回口頭弁論が6月19日に開かれます。昨年施行された改正労働契約法第20条を使った非正規労働者による全国初の裁判です。すべての非正規労働者の怒りで法廷を埋め尽くしましょう。
裁判は、今年5月1日のメーデーに、同支部組合員4人が原告となり、同じ売店で同じ仕事をしている正社員との賃金差額など約4250万円を請求しました。その内訳は月例賃金の差額(6万~9万円)、非正規労働者には支給されていない住宅手当9200円、正社員との年間の賞与(ボーナス)差額約124万円、非正規労働者には支給されていない退職金約300万円などです。駅売店における正社員と非正規労働者とでは、業務や責任の度合い、転勤などの範囲もまったく同じです。有期雇用契約であることによる不合理な労働条件の相違を設けることを禁止した労働契約法第20条に違反していることは明らかです。
このような非正規労働者への理不尽な差別は多くの企業で広がっています。同支部が提訴後、郵政産業労働者ユニオン組合員の非正規労働者3人がやはり労働契約法第20条を使って賃金差別撤廃の裁判を提訴しました。私たちはすべての非正規労働者の怒りや悔しさを胸にかならず裁判闘争に勝利する決意です。
当日の第1回裁判ではメトロコマース支部組合員が意見陳述に立ちます。また、裁判後には近くの弁護士会館で報告集会を開きます。東京メトロとメトロコマース経営者を圧倒するため、皆様の支援傍聴と集会参加を心よりお願いいたします。
<裁判>
■日時:2014年6月19日(木)午後3時
※傍聴席の関係で制限がありますが、その際はご容赦お願いします
■場所:東京地裁7階 705号法廷(東京都千代田区霞が関1-1-4)
※東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」A1出口から1分
<報告集会>
■日時:2014年6月19日(木)午後3時30分ごろ
※裁判の終了後ただちに移動して開くため開始時間が多少前後する可能性があります
■場所:弁護士会館10階 1005号(東京都千代田区霞が関1-1-3)
※裁判終了後に徒歩で移動します
<連絡先>
全国一般東京東部労組 書記長:須田光照
電話 03-3604-5983
メール info@toburoso.org