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全国一般東京東部労働組合の記録

「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告(2016年4月分から抜粋)

2016年06月01日 09時00分00秒 | やめさせてくれない
皆さまへ
2016年4月にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「辞めさせてくれない」労働相談事例からの抜粋報告です。
 
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「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告(2016年4月分から抜粋)
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2016年6月1日
 
1、 墨田区にある介護施設でパート。社会保険にも加入させない。バス通勤でも通勤費はなく、有給休暇も一度も使えない。利用者の送迎には、上司の私用の車でやらされる。残業代もまともに出さないのに、一ヶ月前に退職届を出しているのに、退職日以降のシフトを入れてくる。
 
2、 3ヶ月の試用期間が過ぎたら、正社員採用という約束だったのに、さらに3ヶ月試用期間を延長すると伝えられた。早く正社員での職場で働きたいと思っているので、退職を申し入れたが、社長から「常識がない」「恥ずかしい人だ」「裏切られた」等々と言われた。先月の給料もいらないから辞めたいと言っても辞めさせてくれない。
 
3、 学生アルバイト。授業に専念したいとアルバイトを辞めたいと言ったら、「人が足らないから」と辞めさせてもらえない。「新しい人が来るまで」と言うが、いつまでも来ない。
 
4、 高校生。勉強との両立が困難になってきたので、辞めたいと伝えたら「それは無理」と辞めさせてくれない。「代りを見つけてこい」とまで言われた。
 
5、 インストラクター。事情があり、退職したいが、「1年以内で辞めるなら研修費用18万円を払え」と言う。研修期間中は無給の上、何か資格がもらえるようなものではなかった。
 
6、 派遣会社から紹介されたアルバイト先より、もっといい会社が見つかったので、派遣会社に断ったら、会社は「もう契約しているから、辞められない。今辞めたら、弁護士を使って賠償金を請求する」と脅してきた。
 
7、 労働契約書には、「退職届は、2ヶ月前に提出しなければならない。これが守れない場合は、無届欠勤として処理する」「退職する場合は、会社の指定した者に、業務の引継ぎをしなければならない」とあるが、守らないといけないのか。
 
8、 高卒で入社した会社。残業代もなく、夜遅くまで会議をしてもその時間の賃金はでない。退職届をだすと、「研修費用や社宅としてかりたマンション契約の負担費用を全額払ってもらう」と言われた。
 
9、 古書販売会社。大量の古書を扱う中で喘息を患う。アレルギー検査でハウスダストに反応が出たことが分かったので、早急な退職を申し入れたが、退職を認めてくれない。
 
10、 飲食店。一日無断欠勤したら、33万円の罰金を科せられ、退職も3ヶ月間は辞められないと言われた。
 
11、 結婚を機に退職願いを出した。会社からきっぱりと断られた。「3年は勤めると約束して入社したではないか」「自分勝手なことは許されない」と怒ってくる。
 

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