蔵書目録

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露国大公殿下 台覽演劇 『番組』 帝國劇場 (1916.1.20)

2020年03月25日 | 帝国劇場 総合、和、洋

          
    
    大正五年一月二十日午後八時開演
 露國太公殿下 台覽演劇 番組
            丸の内
              帝國劇場
    
 第一 所作事 二人道成寺 一幕

    幸田露伴原作
    右田寅彦脚色
 第二 御大典 記念史劇 名和長年 二幕

    河竹黙阿彌作
 第三 新歌舞伎 十八番の内 紅葉狩 一幕

 第四 霞ヶ関の場
 一手古舞  森律子
 一同    村田嘉久子
 一同    藤間房子
 一同    河村菊江
 一同    初瀨浪子
 一同    宇治龍子
 一同    小原小春
 一同    小林延子
 一同    東日出子
 一同    田村壽美代
 一同    木村重子
 一同    村田美禰子
 一同    櫻井八重子
 一同    鈴木ふく子
 一同    橘薫
 鳶の者   多勢
   常磐津連中 
     
 第四 浄瑠璃 木遣音頭睦月賑 一幕

 『霞ヶ関の場』本舞臺一面の平舞臺正面霞ヶ関露國大使館より、櫻田門の方面を望みたる中遠見、舞臺には色々の山車を飾り、賑なる鳴物にて幕開くと、直に常磐津の浄瑠璃になり、手古舞の藝妓 げいしゃ 大勢出で來り木遣を唄ひ、常『大君の尊き御稜威 みいず 彌 いや 高き豊葦原の民草も御惠み深き雨露に繁ります増穂に穂が咲いて、實りもよしや豊か年、 云々』ト皆々振有って納る、是より總踊になり 常『都の名所の先づ第一の振出しは、七重八重てふ九重の雲の上へ居の二重橋、神武の昔いやつぎに神代神田の須田の町、かけたる橋も萬世 よろづよ にゆるがぬ御國の日本橋』 ト皆々振有って、賑なる鳴物を冠 かぶ せて宜しく幕

 なお、この『番組』は、日本語、フランス語の二カ国語で構成されている。



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