蔵書目録

明治・大正・昭和:音楽、演劇、舞踊、軍事、医学、教習、中共、文化大革命、目録:蓄音器、風琴、煙火、音譜、絵葉書

『文句集』 三光堂 1 (1910.10)

2014年01月15日 | 音譜目録 十字屋、三光堂、ビクター

 文句集

  歌集 うたしゅう の序1頁・本書の内容1頁・口絵4頁・本文312頁・広告4頁。なお、文句中、伏字〔●〕箇所も若干ある。

  歌集の序 〔下の●は欠損箇所〕

 歌集は、夫れ猶一口量程の如きか、菜漬 なびた しもあり、酢の物もあり、旨煮●●●、刺身もあり、口取もあり、中には非常の珍品もあるなり、言ふこと莫れ、往々鄙俚 ひり を交ふと、幕 ひき の遠音も、自然の音楽、萬葉詩經は、在郷歌の集合なり、琵琶歌を好む者は琵琶歌を取れ、唱歌を好む者は、唱歌を取れ、浄瑠璃を好む者は、浄瑠璃を取れ、柳は緑、花は紅

   需に應じて   三味道人書す 

   本書の内容

 唱歌、詩吟 薩摩琵琶 筑前琵琶 浄瑠璃 小唄 長唄清元 端唄 常盤津、新内 浪花節 落語 太神楽及阿保陀羅経 源氏節、法界節


 口絵

       

 ・三光堂 松本常三郎氏、Mr.Richrd Werdermann、Mr.Paul Lehmann
 ・東京銀座 三光堂本店、大阪心斎橋 三光堂支店
 ・九州博多 三光堂支店、東京浅草 三光堂支店、北海道小樽 三光堂支店
 ・〔蓄音器〕

 唱歌、詩吟

  ◎君が代、軍艦行進。鉄道唱歌     番号 七〇二四二 七〇二三六 演奏者 赤星國星 千葉千代子 細井富士男子 小山喜久子 
  ◎電車唱歌。浦島太郎、桃太郎        七〇二三七 七〇二三九

  電車唱歌

 玉の宮居は丸の内  近き日比谷に集まれる 電車の道は十文字  先づ上野へと遊ばんか。
 左に宮城拝みつゝ  東京府庁を右に見て  馬場先門や和田倉門 大手町には内務省。
 渡るも早し神田橋  錦町より小川町    乗換しげき須田町や 昌平橋を渡り行く。
 神田神社の広前を  過ぎて本郷大通り   右に曲りて切通し  仰ぐ湯島の天満宮。
 いつしか上野広小路 さて公園に見るものは 西郷翁の銅像よ   東照宮の御霊廟よ。
 博物館に動物園   パノラマ美術展覧会  不忍池畔の弁財天  四季の眺めもあかぬかな。
 浅草行に乗り行かば 左の上野ステーション 走るも早し車坂   清島町を打ちすぎて。
 はや目の前に十二階 雷門より降り立てば  こゝ浅草の観世音  詣ずる人は肩をする。
 五重の塔よ仁王門  水族館に花屋敷    踊玉乗珍世界    奥山あたりの賑かさ。

  ◎牛若丸、笛と太鼓。兎と龜、雁、菊     七〇二三八 七〇二四〇
  ◎鳩ぽつぽつ、雀、軍さごつこ、左様なら。  七〇二四一 七〇一七七     宇野六郎
  ◎鞭声粛々、櫻狩。月落、踏破        七〇一七八 七〇一七九
  ◎残月、落花紛々。本能寺、妻臥病床     七〇一八〇 七〇一三二     源七郎

 薩摩琵琶

  ◎金剛石 若木の花             七〇〇一六 七〇〇一七     那須祐直
  ◎川中島 一ー二              七〇〇一八 七〇〇一九
  ◎城山  一-二              七〇〇二〇 七〇〇二一
  ◎送別  一-二              七〇〇二二 七〇〇二三     永田錦心
  ◎毒饅頭 一-二              七〇〇二四 七〇〇二五
  ◎石童丸                   七〇〇二六 七〇〇二七
  ◎櫻狩  一-二              七〇〇二八 七〇〇二九

 筑前琵琶

  ◎四條畷 一-二              七〇〇〇四 七〇〇〇五
  ◎義家  一-二              七〇〇〇六 七〇〇〇七
  ◎芳流閣 一-二              七〇〇〇八 七〇〇〇九
  ◎備後の三郎 一-二            七〇〇〇一 七〇〇〇二
  ◎備後の三郎 其三 扇の的         七〇〇〇三 七〇〇七九     松本旭鶴
  ◎菅公  一-二              七〇〇七一 七〇〇七二
  ◎菅公 其三 石堂丸            七〇〇七三 七〇〇七八
  ◎霊馬漣 一-二              七〇〇七四 七〇〇七五
  ◎夜の鶴 一-二              七〇〇七六 七〇〇七七

 浄瑠璃

  ◎先代萩 一-二               七〇〇一〇 七〇〇一一     浄瑠璃 豊竹和廣 三絃 豊澤傳之助
  ◎壺坂澤市内 一-二            七〇〇一四 七〇〇一五
  ◎八陣 八ツ目 お俊傳兵衛堀川       七〇一一七 七〇一一八     新橋 小松家助八
  ◎袖萩祭文 太功記十段目          七〇三二六 七〇三三六     浄瑠璃 豊竹右昇 竹本菅太夫 三絃 豊澤竹三郎
  ◎三十三間堂前奥きやり           七〇三二七 七〇三二八     豊竹右昇
  ◎玉藻前三段目 一-二           七〇三二三 七〇三二五     豊竹喜昇
  ◎阿波の鳴戸 朝顔大井川          七〇三二二 七〇三二四
  ◎三勝半七 一-二             七〇三一五 七〇三一六     豊竹呂昇
  ◎三勝半七 三 朝顔大井川         七〇三一七 七〇三三一
  ◎壺坂澤市内 一-二            七〇三一八 七〇三一九
  ◎先代萩 一-二              七〇三二〇 七〇三二一
  ◎朝顔宿屋 一-二             七〇三二九 七〇三三〇
  ◎堀川鳥邊山 一-二            七〇三三二 七〇三三三
  ◎堀川鳥邊山 三 野崎連印         七〇三三四 七〇三三五
  ◎鈴ヶ森 さわり 二上り唄         七〇二九三 七〇二九四     浄瑠璃 竹本雛太夫 三絃 豊澤竹三郎
  ◎伊賀越沼津 新口村            七〇二九五 七〇二九八
  ◎新吉原揚屋 一-二            七〇二九六 七〇二九七
  ◎阿波の鳴戸 日吉の三           七〇二九九 七〇三〇〇
  ◎三人上戸 一-二             七〇三三九 七〇三四〇
  ◎寺子屋 いろは送り 太功記十段目 夕顔棚 七〇三四一 七〇三四二
  ◎日蓮記三段目 野崎連印          七〇三四三 七〇三四六
  ◎太功記十段目 初菊さわり 壺坂萬歳唄   七〇三四四 七〇三四五
  ◎八陣八ツ目 千本櫻鮨屋          七〇三〇一 七〇三〇二     浄瑠璃 竹本春子太夫 三絃 豊澤新左衛門
  ◎三勝半七酒屋 一-二           七〇三〇三 七〇三〇四
  ◎三勝半七酒屋其三 廿四孝十種香      七〇三〇五 七〇三〇六
  ◎三國関所 一-二             七〇三四七 七〇三四八     浄瑠璃 大阪素人名人 小清水 三絃 豊澤竹三郎
  ◎小春紙治 合邦ヶ辻            七〇三四九 七〇三五〇     浄瑠璃大阪素人名人貴鳳 三絃 豊澤竹三郎
  ◎明鳥 三十三間堂             七〇三五一 七〇三五二     浄瑠璃大阪素人名人貴若 三絃 鶴澤三二

 
 小唄

  ◎小唄かっぽれ 御座附三下り越後獅子    七〇〇五一 七〇一一一     吉原 由喜 新橋 しめ、小静、喜代、幸太郎
  ◎御座附三下り雛鶴三番 騒唄 二上り甚句  七〇一一二 七〇一一三
  ◎騒唄 琉球節 奴さん活惚         七〇一二三 七〇一六四
  ◎騒唄 サノサ 潮来節           七〇一六六 七〇一六七
  ◎都々逸 木遣入 磯節           七〇一六八 七〇一七一
  ◎三下りかきつばた下田節 字余り都々逸しゃべり 七〇一六五 七〇一七五   新橋 小静 喜代
  ◎米山甚句 さつま節二上り都々逸      七〇一七〇 七〇一六九     新橋 しめ、小静 新近江家 小静
  ◎瞽女節 其一 其二            七〇一一九 七〇一二〇     新橋 〆松家 しめ
  ◎御座附三下り みせすがゞき 都々逸    七〇二二六 七〇二二七     新橋 新近江家 小静
  ◎大津絵 春の夜 鎌倉節 すぼらん 棚の達磨さん 七〇一七三 七〇一七四
  ◎追分 おしよろ高島 鳥も通はぬ      七〇一一四 七〇一一五     新橋 新津國家 六榮
  ◎追分 櫂藻も櫓も 船底の枕外して     七〇一一六 七〇一九二     新橋 新津の國家 六榮 壽家 かく
  ◎追分 一夜の情 いましめの縄       七〇一九三 七〇一九四     新橋 壽家 かく
  ◎追分 おしよろ高島 博多節 博多帯しみ  七〇一九五 七〇一八九     新橋 壽家 かく 赤坂 林家 東助
  ◎博多節 百万石の知行取より 出雲節    七〇一九〇 七〇一九一     赤坂 林家 東助 新橋 久升鶴喜代
  ◎おけさ節 騒唄 新潟甚句         七〇一九六 七〇一九七     新橋 かく 秀梅 しめ 柳橋 末子
  ◎茄子と南瓜 都々逸 猫ぢや 梅ヶ枝 サノサ 七〇一九八 七〇一九九    新橋 喜代 しめ かく 喜代 しめ
  ◎御座附三下り 朝妻船 騒唄 三下り    七〇一二四 七〇一二六     日本橋 小染 春子 小ゑん 新駒
  ◎御座附三下り 吉原雀 騒唄 サノサ    七〇一二五 七〇一二七
  ◎トッチリトン 八百屋お七 諸国甚句(詩吟入) 七〇一二八 七〇一三〇   七昇亭花山文
  ◎大津絵 青年(詩吟入) 都々逸(鳴声入) 七〇一二九 七〇一三一
  ◎本調子 木遣 大津絵 三勝(二上り新内入)七〇一三三 七〇一三五     三升家 勝次郎
  ◎二上り 木遣 大津絵(口上入)      七〇一三四 七〇一三六     浄瑠璃 竹本春子太夫 三絃 豊澤新左衛門
  ◎ラッパ節(三ツ合セ) 名所節       七〇一四五 七〇一四六     春風亭 楓枝
  ◎座敷騒ぎ 推量節             七〇一四七 七〇二〇五     春風亭 楓枝 柳家 小三太 文の屋 かしく
  ◎深草のトッチリトン ゾメキ節 二上りウロヌキ 七〇二一〇 七〇二一五   文の屋 かしく
  ◎喇叭甚句 大津絵 枕取る手 オッチョコチョイノチョイ 七〇二〇九 七〇二一二 文の屋 かしく 柳家 小三太 
  ◎大津絵 摺鉢の愚痴 相撲甚句 越後の國 おけさ節 七〇二一三 七〇二一四
  ◎種盡しのトッチリトン 都々逸 新博多節 木更津甚句 七〇二一一 七〇二九〇 文の屋 かしく 三友亭 圓若
  ◎小唄 槍さび 清元の春雨 ちゃらゝ    七〇二八七 七〇二八八     三友亭 圓若
  ◎酒席の都々逸 法界 臺灣節        七〇二〇四 七〇一〇一     柳家 小三太 庄司竹養 法界連中
  ◎十二月                  七〇二六七           新町 君子、若作、玉奴、友次 三ツ奴、豆奴、豆鶴
  ◎御座附三下り 野崎(笛入)        七〇二六九 七〇二七〇     君子、朝次、三ツ奴、豆鶴、豆奴、若作、友次、君子、朝次、玉奴 
  ◎傘を手に持ち、伊勢音頭 獅子は喰はねど  七〇二七七 七〇二七八     君子、若作、玉奴、友次 豆鶴、三ツ奴、豆奴、朝次、君子
  ◎ラッパ節 大津絵             七〇二七九 七〇二七二     友次、若作、朝次、豆奴、豆鶴、三ツ奴、 干梅、友次
  ◎三下り木遣 やすぎ節 槍さび       七〇二七一 七〇二七五     新町 大西席 友次
  ◎槍さび 名古屋甚句            七〇二七六 七〇二七三     千梅 君子 若作 大西席 干梅



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。