■秀吉は晩年に伏見城を築いてそこに住んだ。のちにその城跡に桃の木が植えられたので、この地を桃山と呼ぶようになった
信長・秀吉の文化を桃山文化という
【豪華さと現世主義】
★桃山文化は、戦争・貿易など、時代の変動を利用して大きな富を得た
豪商の気風と経済力とが反映された
豪華さが桃山文化の第一の特徴だ
★寺院勢力が弱められ、仏教色が薄れ、現実的で力感がある絵画や彫刻などが制作された
現世主義こそ桃山文化の第二の特徴だ
■桃山文化の象徴【城郭】
それまでは軍事的理由から山城だったが、領国支配の利便を考慮して平地につくられるようになった
★天守閣を持つ本丸
★土塁・水濠で囲む
★いくつかの石垣でつくられた郭(城の囲い)をもつ
★軍事施設であり、城主の居館・政庁としての機能もあわせ持つ
★書院造を取り入れた居館
★殿舎建造
★襖・壁
金箔地に青・緑を彩色する方式(金碧画)の障壁画が描かれた
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画家
※狩野派
※海北友松
※長谷川等伯
※雲谷等顔
★欄間
透かし彫りの彫刻
■活字印刷
★銅活字印刷が朝鮮侵略の際に朝鮮から伝えられた
★ヨーロッパ活字印刷技術が宣教師によって伝えられた
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日本や中国の印刷は、木版に文字を彫り、それに墨を塗って紙に刷りとる木版印刷が中心だった
銅活字印刷やヨーロッパ活字印刷は
漢字とひらがなからなる日本語表記は複雑で定着せず、再び木版印刷が主流となった