パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

事実は小説より奇なり ②

2023-12-28 06:09:20 | 高齢の親
 コレは完全に夫(息子:太郎)の推測によるものですが・・・

義父の涙と言葉の真相は、
・咳き込んで転倒して身体を打って起き上がれなくなった。
・「このままもう死ぬのも良いかな・・・」と思った。
・「俺が死んだらお前はどうする?」と妻に聞いた。
・妻は「一生お爺さんに付いていく」と言った。
・妻が娘に助けを求めたが、「大丈夫だ」と断った。
・救急車を呼ぶのも拒んだが、娘が呼んだ。
・病院へ運ばれ入院した。
*********************
・あの時の状況や妻とのやり取りを思い出すと涙が出る。
・「去りゆく自分」と「付いてくるという妻」。
*********************
・退院する事になったら、当然妻も付いてくるのだろう。
・仕方が無い。また自宅(〇〇)で暮すか。
・自宅なら、妻との距離も取れるし逃げ場もある。



 要は、義父の涙は「感傷に浸ったもの」で、
「義母に対する気持ちや会えた喜びでは無かった」・・・ということ


   え~~~?
   そういう事?
   私が聞いたのは、そんなニュアンスの話じゃ無かったよ?

 
義父は義父で、
あの時は感傷と共に、身体がまだ思う様に動かず、
気が弱くなっている上に、頭もハッキリしていなかったのかもしれません。
でも回復してきた今となっては、
自分の考えや気持ちを整理できるようになり、
それを口にし始めた・・・という。


   なるほどね~
   本来の考えや姿に戻ったわけだ
   一般の理解が得られて、
   娘の理解が得られない、
   切実な想い・・・



 せっかく探した「施設」は、
病院側の「これ以上話を進めるのは、余計に混乱するので止めた方が良い」という意見もあり、
事実上のキャンセルを。

そして、
「自宅での生活」しか、義父の納得が得られない事を思い知らされ、
自宅改修に舵を切り始めた2人(夫と義妹)。


   義父さんの勝ち


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事実は小説より奇なり ①

2023-12-28 04:59:19 | 高齢の親
 次男がコロナに感染した事により、避難引越しをした義母・・・。
今日で3日目ですが、あれからかなり日にちが経ったような錯覚があります。

   何故だろう?

 3日前、
義母は娘の車に乗って、楽しげに(自分の生家へ)帰って行った。

   生家ではどんな生活をしているのだろう?
   楽しくやっているかな?
   何を食べているかな?   
   かなり興味新々の私



 迎えに来た義妹は、その日の午後、義父が入院する病院へ。

義父に、施設選びと入居の目処がついた事を伝えに行ったところ、
「退院が遅れているのは、お前達が『施設施設』とグズグズ探しているからだ
と責め、
「〇〇市で生まれ育って生活を為てきたのに、どうして隣町へ行かないといけないんだ
と怒り、
なんとその夜、義父は勝手に荷造りをして、病院を出ようとしたらしく、
翌日、病院から義妹に電話があったそうです。

   所持金もそんなに無いはずだし、
   自宅の鍵も持って無いのに、
   病院からどうやって何処へ行くつもりだったのか・・・
   (まぁ、無理やり帰って、自宅のガラスを割ったんだろうけど)

娘が必死に「親に合う」と思うトコロを、探してきたのにね・・・


 義妹が探してきた「隣町の施設」は、
自由度も高く、清潔で、職員の印象も善く、
私から見てもお値段相当の良い施設でした。

でも義父にカタログや部屋の写真を見せ、
「ここに、お婆さんと一緒に住むんだよ」と伝えたところ、
「こんなトコロに婆さんとずっと一緒は嫌だ」と言ったらしく、
「有り得ない」という勢いで拒否したらしく・・・。

   え?
  「一生、婆さんと一緒
   ・・・だったんじゃないの?


義父の言動については、
「私は夫から」、「夫は義妹から」、実態を知らないまま聞いているだけでしたので、
一般的なストーリーを描いていましたが、
どうやら全く違い、みんながみんな勘違いをしていた様です。

特に義妹は、娘として両親に対し、
「二人は常に一緒
「二人で一人
「一生手を取合って添い遂げる

といった強い理想を描いていて、ソレに基づきレールを敷いて来た為、
施設を拒否された事両親の性善説(?)が覆された事に強いショックを受け、
「何もかも上手く行かない」・・・と泣いているそうで


   こうじゃなきゃいけない!・・・とか、理想が高いと躓くよね
   意外とお嬢さん・・・なんだろうか?
   それとも、私がオバタリアン過ぎ?


 実は、前にもそんなことがあって・・・

義母が糖尿病で入院したとき、
義父が
「このまま入院していてくれるか、退院後は太郎の所で婆さんを看てくれないかな」
と義妹に何度か呟いたらしく、
それに対して義妹が、
「二人は常に一緒なんじゃ無いの?
「二人で一人なんじゃ無いの?
「一生手を取合って添い遂げるんじゃ無いの?
と怒れてしまったそうで・・・。

義妹からそれを聞いた私としては、
「え・・・ そうなの?・・・ 
 (あれだけ義母に振り回されていたら、そりゃぁ嫌だと思うけど・・・)」
と思っていましたが、
娘の理想という、私が持ち合わせない感覚を強く持っている義妹に、
美しい乙女を感じると共に、恐ろしさも感じました

 
 ところで、義父さん
あの時の涙と言葉は何だったの?


→ 今更言うか?
 「息子(太郎)の解釈」に続く




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