郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

中山法華経寺・奥の院を訪ねる

2021年02月14日 | 日記

早春梅観の散策、第3回目は、中山法華経寺に向かいました。

ここは既に45年程前から馴染みの場所になっていますが、ここ数年は足を運んでいませんでした。

祖師堂が10年間かけて解体修理されている期間も、年2回程は訪れていたものです。

 

 

ここで目立つ五重塔や大仏を見た後、少し奥まったところにある「聖教殿」に行きました。

ここには国宝である日蓮の「立正安国論」をはじめ42点に及ぶ日蓮の遺文が保管されているとのことです。

 

 

その後、「祖師堂」の後ろにある法華経寺の本堂である「法華堂」に向かいました。

ここには「四足門」という極めて珍しい建造物があります。

元は鎌倉の愛染堂にあったものを移築したといわれていますが、一時は山門として使われたこともあるようです。

これも重要文化財で、市川市内にある文化財の多くがこの中山法華経寺に集中している感があります。

 

 

ここに美しい梅が何本かあるのですが、紅梅は咲いていましたが、残念ながら美しい枝垂れ梅は一部が開花ばかりでした。

 

 

 

それならと久し振りに奥の院まで足を延ばしました。

ここは観梅の穴場ですが、ここも未だ一分咲き程度でした。

 

しかしながら、この奥の院は、中山法華経寺開祖たる後の日常聖人(1282)こと元下総国の豪族、富木常忍の館があった場所で、日蓮聖人が100回にわたる説法を説いた初めての地とも言われています。

敷地内には奥の院のお堂だけではなく日常聖人の像や日常の「御廟所」等があり、さらに奥の方には人工の滝が流れていました。

 

 

今回もまた伝承も含めた歴史を振り返る楽しい散策となりました。

 

-S.S-


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