5月10日Yさんに誘われて、関西生コン大弾圧に反撃する東京集会(水道橋・スペースたんぽぽ)に参加した。
有名なマルティン・ニーメラーの言葉「彼らが労働組合員を攻撃した時、私は声をあげなかった・・・・」を知っていて、何もしないわけにはいかない。
その集会で私が一番衝撃を受けたのは、全国一般労働者組合東京南部の執行委員長中島由美子さんの発言だった。
「自分らの組合は、非正規の労働者、外国人労働者が一人でも入れる組合。先日技能実習生、日本語学校に通い働く留学生に集まってもらって、職場の状況を話してもらった。
彼らが言うには『パラハラ、いじめ、虐待は、日本の文化ではないか』・・・
テニオハを間違えるとバカにする、日本語も満足に話せないダメ奴、使い物にならない奴と日本人の同僚がいじめる。最後のセリフは『文句があるなら、さっさと帰れ』という。街頭のヘイトと同じ」
聞いていていたたまれなかった。小中学生の集団いじめと同じ。相手が抵抗できないとなると、寄ってたかっていびる。
中島さんは言う。
「中小零細の経営者、オヤジさん、オカミさん、以前はとてもいい人だった。だけど彼、彼女が、弱い立場、逆らわない労働者(借金して、日本に来ている、国に帰りたくても帰れない)を前にすると、悪魔に変わってしまうんです。こいつらには何をしてもいいんだ、長時間労働を強いる、時給300円で働かせる、賃金をごまかす、やりたい放題・・・」
エッ、なんなのだ、徴用工問題と同じではないか…朝鮮人は人間ではない、だから何をしてもいい・・民族差別意識…中小零細企業の経営って、大体50代ぐらいでしょう。
戦後生まれ、でもアジア人に対する差別意識は根強く残っている。
戦後日本社会の底に暗い川として脈々と流れ、汲み上げられ、再生産されているのだろうか。
-Ka.M-