郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

若き日の教育実践ー2(担任のいない教室②)

2019年12月24日 | 日記

<雨の日、職員朝会が終わるまで>

我が12組は普段、「朝自習」などという立派なことはやっていません(もっとも、中には勝手に「お勉強」している者もいます)が、朝の会が始まるまで20分以上も教室にいなければならない雨の日などは「朝自習」をさせます。

 

黒板に「『あいうえお』ひらがなれんしゅう」と書いておきます。すると決められたノートにめいめいがおもいおもいのやり方で書き始めます。

 

朝会が終わって教室に戻って来ても、みんな机に向かったまま(もちろん、この間に好き勝手に歩き回った者もいるでしょうが)書き続けています。

たまにしか指示しないためか、取り組み状況は極めて良好です。

 

「指示されてやるのは当たり前」という学習に対する私自身の考えは、低学年であろうと変わりはないのですが、あのイタズラ坊主たちが言われたままに真剣な表情で取り組んでいる姿を見ると思わず微笑まずにはいられません。

 

どこかの中学校では「学級生活改革の具体的取り組み目標案」と称して、8:05に着席して3:35に帰りの学活が終了するまでの行動様式をこと細かに定めていますが、こんな戦時期の生活心得みたいな恐ろしいことは私たちに必要ありません。

 

そのために多少「乱れ」ても、その実態・現実からより良いあり方を模索する以外ありません。

まあ、何はともあれ「自習」もやれる子どもたちです。

 

 

-S.S-


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