「祝日なんてない方がずっといいよ❗️」
男の孫っ子は不貞腐れた態度で言う。
2/23が今年から祝日になって学校が休みだからだ
そんなに勉強が好きなわけでもないのにどうしたことか?
話を聞くとそのわけが分かってきた
友だちと自由に遊ぶ時間がなくなるからである
彼は少年野球チームに所属する野球少年でもあるが
同時にまだまだ友だちとつるんで好きな遊びをしたい年ごろ
管理された野球では得られない友だちとの自由遊び
コロナで学校が休業中にも午後から毎日集まって遊んでいた
団体スポーツである野球の通常練習も行政によって規制された
自主練習がかろうじて容認されていたがチーム練習はなくなった
これを喜んで受け入れたのが孫を含めた野球少年たちだ
自主練習は監督やコーチをはじめ大人の休日のみ可能
平日の午後は子どもたちが好き勝手に我が家周辺で遊びまわる
世の中コロナで暗いムードが続く中でも彼らは元気だった
ところが最近になって規制が緩められチーム練習が一部再開した
大人たちは張り切っているが当の少年たちは悲喜こもごもだ
基本的に練習や試合は土曜日曜祝日といった休日には必ずある
まあ言ってみれば子どもたちの自由な時間は平日の放課後のみ
だから本来自由に遊べるはずの平日が一日失われてしまったわけだ
さらに加えて火曜日は遊んだ後に同じ友だちと夕方はスイミング
行き帰りの送迎バス車内での交流も楽しみの一つだ
それが野球の練習で遊びもスイミングも一挙になくなってしまう
これで済むならまだマシだがスイミングの振替日が他の平日になる
スイミングも嫌なわけではないが自由遊びの時間が縮められる
振替日は友だちごとに異なるから一緒に楽しむことは出来ない
習い事が当たり前な彼も含めた彼の周辺事情は子どもを悩ませる
しかし「祝日なんてない方がいい」と言い切った彼に成長を感じる
今までは親や大人の言う事に表向き不満を表した事がなかった彼
さすがに今回は月曜1日を挟んで3日間の野球には不満だったようだ
自由が彼ら子どもにとっても一番求めるものだというのが分かる
同時に管理された中での少年野球は本当に求めるものではないと言える
そうは言っても長いものいや大人(パパ)には勝てず野球に出て行った
「風が強いけどがんばってね!」と言っても元気な声は聞こえてこない
私たちが好き勝手に野球を楽しんでいた昔を思い出すのであった
-S.S-