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コロナの後遺症

2023-10-13 | 健康
厚労省が実施した以下の調査によれば、

”令和4年度COVID-19感染者の健康と回復に関するコホートの主な結果(住民調査:八尾市、品川区、札幌市)”


下記のように結果(その一部)が示されています。

罹患後症状の割合
・何らかの罹患後症状を有したと回答した割合※は成人の方が小児より2~4倍高かった。

感染時期(流行期)による比較
・罹患後症状を有した割合は、アルファ株・デルタ株流行期に比べ、オミクロン株流行期で低かった。

感染前のCOVID-19ワクチン接種歴による比較
・罹患後症状を有した割合は、未接種者と比べ、成人・小児とも感染前のワクチン接種者で低かっ
た。

ー北海道札幌市ー抜粋


・罹患後症状または遷延する症状*の割合と性・年齢調整オッズ比


<まとめ>
・成人追跡調査感染者が何らかの罹患後症状を有した割合は23.4%で、非感染者よりも高かった。
・流行波による罹患後症状の割合は、第3~5波では第6~7波よりも高かった。
また、第7波では13.2%であり、品川区の11.7%と同程度であった。
・症状がなかった非感染者と比べると、罹患後症状があった感染者では、主観的な経済状況が悪化することが示された。


倉原先生は、
(倉原先生作成)


〇先日、日本呼吸器学会の英文誌において、発表された日本における後遺症(罹患後症状)の研究結果を紹介しています。

それによると、

日本の26医療機関において18歳以上の入院患者さんを対象とした1,200人の観察研究で、後遺症の頻度は3か月後で46.3%、6か月後で40.5%、12か月後で33.0%という結果

〇また、新型コロナ肺炎を起こした火傷(やけど)の痕で、3年間これが残っている患者さんの通院例も紹介されていますが、

新型コロナの炎症を起こす力が、インフルエンザよりも強いと、

指摘しています。

〇そして、
高齢者や重症化リスクが高い方は、可能なタイミングで新型コロナワクチン接種の検討をすすめています。