よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

2011-04-13 08:24:47 | とりとめもなく

震災から1ヶ月が過ぎ、少し落ち着きを取り戻したのか、強すぎた自粛ム-ドも落ち着きだしたような気がする。

和歌山城の提灯は灯していなかったようだが、花見客は多くにぎわっていたと聞いている。
外国には自粛という意味の言葉はなく英訳できずJISYUKUと書いたという。
自粛とは日本特有の気質であり、日本人の心なのだろう。

しかし、自粛そのものの意味合いから、少し今回は外れているような気がしてならない。
なんでもかんでも自粛の対象としてしまうのは、本来の持つ自粛を超え、相手を思いやる心の自粛が、自分達の中の世間体が出ているよな・・。

神戸の震災の時は今回のような現象は見られなかったが、今回はなぜか自粛ム-ドが強く出ている。
報道の中に問題があるのか、神戸と違い被害が大きかったからなのか?
少しの違いが人々の意識は変わるのだろうが、確実に言える事は今回の震災は日本最大の災難であり、日本全体で取り組まなければこの不幸から抜け出すことはできないだろう。

日本人の心の中には人を思いやる心が強く、人と人の繋がりはどの国よりも強い絆を持ち合わしている。
敗戦で原子爆弾が落とされ、焼野原の中から、被爆の中から立ち直った唯一の国民であり、そこから這い上がり世界に認められる経済大国にまで上り詰めた。

本当の日本人の強さはこれから発揮され、メディアに振り回されず、
一人一人の優れた能力で考え始めたとき、ゆっくりと回復に向かい
多分、世界が驚く程の復興力を見せる事が出来るだろう。