よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

どげんかせねば!

2011-04-26 06:15:01 | 住まいづくりの進め方、考え方

今年地方紙にコラムを書き始めました。
今までは、「住まいづくりの本」に広告をだし
てきましたが、これからはデザインやで物づくりを
発信するのではなく、デジタル的な方法で皆様に
物づくりの大切さをもっと多くの人に知ってもらい
考えてもらいたいと思っています。

デザイン等も大切ですが、その前に考えて頂きたいのは
自分たちが家づくりの為蓄えた資金や、長い年月返済していかなければならない借金を、もっと有効に使って頂き
予算に見合った住まいづくりをしていただきたいと思うからです。

「クロスと新建材だらけの住まい」と書いたコラム記事に
新聞社よりクレ-ムがつき、その記事は削除しましたが、
新聞社の見解では、この書き出しには、施工業者から
クレ-ムが入るからだとの説明でした。

確かに一概に”だらけ”の表現は厳しいかもしれませんが、
しかし、3000万円もする家が、クロスと新建材で作られているのは
確かに多く見かける。

問題は、それを受け入れているクライアントが居る事です。
分からないから受け入れているのでしょう!
みんながそんな家だから、こんなものなんだろうと
受け入れている。

大手ハウスメ-カ-が出した3000万円以上の見積もりを
査定したことがあり、業者経費を15%見込んで調整した金額は
2400万円で十分建てられる金額だった事がありますが

では・・・600万円はどこに使われているのだろう?
そう考えだしたクライアントはメ-カ-の経費に
これだけの多額な金額は支払えないと
知ったことは、つまり無駄をなくす事であり
資金を有効に使う事なのです。