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「蒔かぬ種は生えぬ」 二宮尊徳

2009-04-25 16:56:19 | 生きる智慧

ちょいといい話

二宮尊徳の名言 「蒔かぬ種は生えぬ」

「蒔かぬ種は生えぬ」の道理は、昔からよく言われたことで、富と幸福が欲しいなら、

まず土地を耕し、種を蒔き、草取りをする勤労の積み重ねが必要です。と言っています。

賢者は、この道理をよく知っていて、勤労努力して良い因果関係をつくるのです。働いた

原因で、その後の実りと豊かな暮らしが結果として出るのです。

これは現代の事柄にも当てはまることで、努力なしでは良い結果は生まれないのです。

愚かな人は働かず、努めず、自分の不利、不運を嘆き、富める人をうらやむばかりで、

不幸の原因が自分にありことを知らないのです。

尊徳は人の幸、不幸、運、不運を、一粒の種を蒔き、土を耕す努力から始まると教えまし

た。「積小為大」は尊徳哲学の原点といえます。工夫して努力する事に意義があるのです。

「自助努力する者」を神は助けるのです。努力をしない者はただ見守るだけで、神は助け

ないことを知るべきです。

上杉鷹山の残した言葉

「為せば成る、為さねば成らぬ何ごとも 成らぬは人の為さぬなりけり」。

尊徳は自然と貧困の中で人間理解を深めていきました。人の幸福は、まず勤労に励み、貧

困から脱却することからはじまる。積み上げた富貴を守るためには、人に譲り、社会に譲

るために計画し実践しなければならないと人々に教えた。「推譲」により人を幸福にするこ

とで自分も幸福になるという。釈迦の教えでは「布施行」に当てはまります。

今、金があっても働かずに怠けていたら、貧に陥る。貧しくても働き、倹約すれば、必ず

後に富に至る。と農民を励ましたといいます。

お金は「お足」といいますが、あっという間に底を尽きます。金があっても働かないとす

ぐに無くなることは皆さんご存知でしょう。