先日、デパートの本売り場に立ち寄ったところ、バーゲンの箱の
中に見つけた一冊が「やすらぎの禅語」文:埜村要道(廣済堂)の
本でした。本の帯には「本当に大切なことは何なのか?現代人の
心にしみる禅語の数々と記されておりました。
そして「日々是好日」が共に記されています。これからこの本に解
説されています禅語を紹介してゆきたいと思います。
禅語その1
*日々是好日(にちにちこれこうじつ) 雲門禅師
私たちがよく目にしたり聞いたりする言葉です。これも禅の言葉で
す。
文字どおりに解釈すれば「毎日が平安で、無事である」の意味です
が、明日と言う日は二度とない。この一瞬を大事にせよ」ということ
を教え示した言葉が「日々是好日」なのです。
朝起きて寝るまで、今日という日はかけがえのない一日です。この
一日を全身全霊で生きることができれば、それこそが「日々是好日」
となるのです。
平々凡々、何事もさわりのない穏やかな状態だけが「日々是好日」
ではありません。
好日は願って得られるものではなく、待ってかなえられるものでもな
い。私たち自身の生き方によって、日々の好日が得られるのです。
と教えています。
なかなか今日一日を全身全霊で生きることは、我々凡人にとっては
難しいことですが、そんな気持で生きることが大切なのではないでし
ょうか。