権利と義務
戦後の風潮として、自分の義務を果さずに権利のみを主張している事が多く見られます。
特に女性、お母さん方に多いようです。
教育についての問題が多く語られています。子供に対する親としての家庭教育は、自分の
責任でするものです。学校は勉強を教える所ですが、その学校教育にまで親がとやかく口
を出すような事は如何かと疑問に思います。
学校が荒れている、と言ったような事をよく耳にしますが、それはその学校の地域の家庭
教育の成っていない家の多さを物語っているのではないでしょうか。
家庭では、生きていくための基本的なマナーをキチット教えるべきではないでしょうか。
たとえば、日常の挨拶、人前でのマナーなど、いろいろありますが普段の生活の中で教え
る事は沢山あります。よく聴く言葉ですが、「子供を観ればその家庭が分かる」と言われ
ています。
特に挨拶は一番大事なことで、生きて行くために欠かせない第一歩です。挨拶が出来ない
と話が進まず、周囲とのコミニュケーションもとれません。孤独になります。
小さなうちから行動の善し悪しをはっきり教える。これは大事な事です。言葉で言っても
分からない時は身体で覚えさせる。これは暴力ではありません躾(しつけ)です。
小さいうちに厳しく躾ける。これが出来てないようです。ですから、自分の思うように行
かないとキレル子供が多いのでしょう。幼い子がよく欲しい物が買ってもらえないと床に
転がって泣いている状況を見ますが、これも本人はキレテいる状態なのです。
家庭における躾の中で、人の痛みを教える事が大事です。躾の中で子供を叩いたことが、
一度でもありますか。これは暴力ではありません。叩かれた痛みが分からないから喧嘩を
しても相手が死ぬまでやってしまうのです。恐ろしい事です。学校で先生に叩かれたなど
すると、親はすぐに抗議をしますが考えてみてください。何もしていない子供を先生だ
って叩かないですよ。何か言う事を聞かなかったり、何回言っても悪いことを止めないか
らです。怪我するほど叩くわけではないですからこれは躾です。暴力ではありません。
子供を厳しく叱ったり、たまには叩く事も大事な躾です。
教育でも何でも学校や他人のせいにしないで、もう一度考えてみましょう。そして、自分
は親として子供に対し家庭での躾の義務を果しているか、しないで権利だけを主張してい
ないか抗議する前に冷静に考え判断してみましょう。
自分の子供が健やかに育ち楽しい生活を送る事が出来るように。
出来る限りを尽くしてやりたい、頑張ります。