斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

平均寿命と教育

2015年10月01日 01時58分48秒 | 斎藤秀俊の着眼
昨日、新潟大学の医学部長の牛木先生と話をしていたときのこと。

S「ところで、モンゴル人の平均寿命ってどれくらいなんでしょう?」
U「だいたい60歳半ばくらいなんじゃないかな」
U「だから、モンゴルの学長とか学部長って40歳代の若い人が多いよね。色つやがいい」
S「なるほど、そうすると前学長の新原先生(73)なんて、モンゴル人からみたらバケモノみたいに思われたかもしれませんね」
U「そう、だから年齢に関していえば、国によって常識が違うから注意ですよ」

ということで、モンゴルの平均寿命を調べるとこちら
なるほど、結構最近まで50歳代だったんですね。

ついでにタイとか、ベトナムはどうかというと、それぞれ70歳をゆうに超えています。

モンゴル人が日本にきて博士課程まで進んだら、人生の半分近くを費やすことになります。こういうときには、高専にて短期間に技術者教育をするということに大きな意義があるのですね。

日本人の寿命も、高専制度が走り始めた1962年には男性が60歳代、女性が70歳にのったころだったから、こう考えても、当時はできるだけ早く教育を行うことに意義があったわけですか。寿命のことはあまり考えたことがなかったので、気が付きませんでした。

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