みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌/ 追録 2018年12月13日 私の日記から②

2023-05-23 05:36:00 | 日記



○脳は私自身である。人間の思考や問題解決、感情、意識、社会的行動などを司る臓器である。その役目は学習することである。○情報を入力するのは後部脳、情報を出力するのは前部脳である。学習はこの働きである。学習することにより「私」という人格、能力、行動が作られる。病気や事故で脳が損傷すると「私」に変化が起こる。
○脳は4つの部分からなる。脳幹、小脳、皮質下構造、大脳と大脳皮質である。
○脳と脊髄は中枢神経である。電気信号は抹消→脊髄→脳幹→視床→大脳皮質→感覚野へと伝わる。中枢神経により脳は痛みを感じる。ニューロンは神経細胞である。脳の異なる領域と身体を統合する。脳全体に膨大な数のネットワークを築きあげる。ニューロンには樹状突起があり、学習の成立により増える。使わないと廃用死滅する。軸索はニューロンの軸であり、腱鞘を形成してそこを電気が流れる。「私」は学習の成立を通して発達していく。
○神経伝達物質の数は60種以上ある。アセチルコリンは1921年に発見された。ドパミンは少なくなると筋肉が硬くなり、運動機能が低下する。ノルアドレナリンは覚醒、注意、学習、記憶、痛みなどを活性化する。アドレナリンは身体活動を活性化する。セロトニンは情動や気分、睡眠などに関与する。ヒスタミンは痛覚や炎症症状に関与する。GABAは情動や気分、睡眠、覚醒などに関与する。グルタミン酸は興奮性シナプスとして分泌される。以上8つは覚える。
○ニューロンとニューロンの接合部をシナプスという。シナプスには間隔があり、受容体がある。神経の薬はこの受容体に効くか又は遮断するかで作用する。