■クリスティーン■ 霊が次々取り憑いてく仕組みらしいからパラサイト系って手もあるけど、無難に陰鬱ホラー系と誤魔化しときますか(『マングラー』(陰鬱ホラー系2参照)と同工異曲だしね)。しかしさ。車に追われて殺されるためには、わざと広いほうへ逃げなきゃダメでしょ。あるいは行き止まりか。なんかリアリティないんですよね。まあ、運転席の人間を押しつぶすパターンだけは説得力ありましたけどね。むかし中で誰か死んだとか、霊の由来匂わす因縁話もちょっとどうかと。クリスティーンの自己修復場面や燃えながら人を追う映像が良かっただけに、どうも無理な設定がな。冴えない主人公のサイコな変貌はまあまあリアルだったにせよ。
■ゴースト 血のシャワー■ 船全体がモンスターと言うべきなんだな、これ。ただし『クリスティーン』や『マングラー』なんかと束ねて「マシーン・ノリモノ系」を立てるほどでもないしな。でまあ、マタンゴ風に顔が異形化したおばちゃんには「得体の知れぬ棚にあった賞味期限もわからぬ飴なんかすぐ口に入れなさんなよ、しかも2個も」と言いたいし、あの家族には「子どもが2人もいるからって全員あっけなく生き残るのかよ、まあおめでとー」と詰め寄りたい。途中までの陰鬱ムードからして約半数の人間が生き延びて普通に終わりってのは物足りなすぎると思うぞ、いくらなんでも。船への乗り込みの経緯に限ればこれのリメイク版『ゴーストシップ』(陰鬱ホラー系1参照)をはるかに凌いでいただけにね。結局まあ、この手の映画には子どもを出すなってことです。殺されても不愉快、殺されなくても不愉快なんだから。
■ザ・ブルード 怒りのメタファー■ こういうのやるなら、腫瘍からクリーチャーが自力で飛び出してく場面を映してくれなくちゃさ。期待してたのに。幼稚園の美人先生を惨殺したのも、あのアングルならまずお尻に一撃見舞ってくださいよ。あと、ウルトラQ第25話「悪魔ッ子」を彷彿させるシーンが一瞬あったけど(ただしこっちは三人横並び)、あの線をもっと拡大してくれなくちゃ。ちぃとばかし期待外れが重なった一作でした。
■ゴースト 血のシャワー■ 船全体がモンスターと言うべきなんだな、これ。ただし『クリスティーン』や『マングラー』なんかと束ねて「マシーン・ノリモノ系」を立てるほどでもないしな。でまあ、マタンゴ風に顔が異形化したおばちゃんには「得体の知れぬ棚にあった賞味期限もわからぬ飴なんかすぐ口に入れなさんなよ、しかも2個も」と言いたいし、あの家族には「子どもが2人もいるからって全員あっけなく生き残るのかよ、まあおめでとー」と詰め寄りたい。途中までの陰鬱ムードからして約半数の人間が生き延びて普通に終わりってのは物足りなすぎると思うぞ、いくらなんでも。船への乗り込みの経緯に限ればこれのリメイク版『ゴーストシップ』(陰鬱ホラー系1参照)をはるかに凌いでいただけにね。結局まあ、この手の映画には子どもを出すなってことです。殺されても不愉快、殺されなくても不愉快なんだから。
■ザ・ブルード 怒りのメタファー■ こういうのやるなら、腫瘍からクリーチャーが自力で飛び出してく場面を映してくれなくちゃさ。期待してたのに。幼稚園の美人先生を惨殺したのも、あのアングルならまずお尻に一撃見舞ってくださいよ。あと、ウルトラQ第25話「悪魔ッ子」を彷彿させるシーンが一瞬あったけど(ただしこっちは三人横並び)、あの線をもっと拡大してくれなくちゃ。ちぃとばかし期待外れが重なった一作でした。