■キラー・アンツ 巨大殺人蟻の襲撃■ これ、なかなかやってるじゃんか。インテリジェントビルって舞台がありきたりながら(ありきたりゆえ)質を保証してるのと、人物がみんなそれなりに味あるやつらばかりなのと。もちろん明白なクズ映画ではあります。CGはアバウトすぎるし、ハリボテ抱きかかえて襲われた真似っこする例の古き良きスタイルばっかだし、蟻の巨大化原因ったら律儀にも今どき放射能。コメディ寄り場面としてはFBI捜査官が死体をみるたびに気絶。メインっぽい男女は初対面時にすでにデレデレしてるし、何の新味も工夫もない。でもそれが背景として意外と良かったのよ、観葉植物がざわざわ揺れたり、粘液ポタポタたれたり、キュルキュル昆虫蠢き音が懐かしかったりと、ポイントは押さえてて私にとっちゃよくできた映画なんっす。他の人には通じないことを承知の上でね。しかしまあ、屋上に取り残されてたはずの清掃員がいつのまにかガレージに走り出てきたり、殺虫剤だかなんだかラストは一挙殲滅を全く疑わないあっけらかん解決だったり、いやまあ、もうチョイ細かいとこ作ってくれてたらなあ。排水溝をバンッてぶち破って蟻さん登場のあたりは期待抱かせたのにゴルフクラブでおばちゃんに頭ド突かれただけでイチコロってんではさ。あと、ひとクセありそうな写真家さんがもっと活躍してくれるかと思ってたのにな。てまあ、賛否相半ばの評価としときましょ。
■ジャイアント・スパイダー大襲来■ わははは。なんだこれ。とそんな反応を誘われた優雅な一品。やっぱCGより模型だね、こういう愉快な駄作を観るとしみじみ感じるよ。よくもこんなでっかい模型造ったねえ。脚の動きがあれだけど、具体的には脚と無関係に全体明らかに滑って移動してるけど、そのアラが見えちゃまずいせいか全身決して映してくんないけど、まあまあまあ、人を飲み込むとこなんか潜りこんでってるのがミエミエなのがかえってリアルで、いやぁしかし、画質も音質も悪いねえ。たったの1975年の映画だろ、なんでこんな50年代顔負けの低画質なの? でも好きなとこが二つ。珠がパカッパカッと割れてタランチュラがのそのそ這い出てくる場面がけっこういっぱい繰り返してくれてたのと、巨大蜘蛛の鳴き声ですよ、やっぱ。なんつうかあの赤色火焔怪獣バニラっぽい情けない高周波ね。しかしほれ、肝心の(だろうか)人間集団との戦いは、せっかくあんだけの人が傷ついたってならしっかり現場の様子中継してくれませんかね。あと奥さんのさぞ惨死場面がスキップされてたのがちょっとな。ま、オバカ系寸前の、真顔ジャンク系とでも言うべき面白トホホ映画だったかな。たまにゃいいですか。
■ジャイアント・スパイダー大襲来■ わははは。なんだこれ。とそんな反応を誘われた優雅な一品。やっぱCGより模型だね、こういう愉快な駄作を観るとしみじみ感じるよ。よくもこんなでっかい模型造ったねえ。脚の動きがあれだけど、具体的には脚と無関係に全体明らかに滑って移動してるけど、そのアラが見えちゃまずいせいか全身決して映してくんないけど、まあまあまあ、人を飲み込むとこなんか潜りこんでってるのがミエミエなのがかえってリアルで、いやぁしかし、画質も音質も悪いねえ。たったの1975年の映画だろ、なんでこんな50年代顔負けの低画質なの? でも好きなとこが二つ。珠がパカッパカッと割れてタランチュラがのそのそ這い出てくる場面がけっこういっぱい繰り返してくれてたのと、巨大蜘蛛の鳴き声ですよ、やっぱ。なんつうかあの赤色火焔怪獣バニラっぽい情けない高周波ね。しかしほれ、肝心の(だろうか)人間集団との戦いは、せっかくあんだけの人が傷ついたってならしっかり現場の様子中継してくれませんかね。あと奥さんのさぞ惨死場面がスキップされてたのがちょっとな。ま、オバカ系寸前の、真顔ジャンク系とでも言うべき面白トホホ映画だったかな。たまにゃいいですか。