パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

田村正和を鑑賞できた松本清張スペシャル「第一夜・地方紙を買う女」

2016-03-12 21:17:56 | ミステリドラマ批評

久しぶりの田村正和主演ドラマ。では感想を。

正和様は、「古畑任三郎」がそのまま歳をとったようなルックスでしなやかに登場。細く白い指、華奢な体の線。もはや立ち姿は芸術ですね。

ところが・・・・、滑舌・声が良くない。そのかすれた声が、聞き取りにくいのが難点か。これは田村正和氏の華奢な線ゆえの弱点・・・。致し方なし。

この弱点を補強すべく添えられたキャストの一人が氷川あさみか。正和の秘書役で、ありがちな・・やや、うるさめ(笑)若い女性秘書。

物語そのものは、ややアレンジしているが、原作を基調とした、上品にゆったりとした展開で進む。

広末涼子は、悪女聖女をどちらも上手く演じられる女性。でも氷川の秘書役と交代したら意外性があって面白かったのに。


 松本清張の原作をドラマ化すると、どうしても時代性の壁に阻まれる。「地方紙を買う女」平成田村・広末版も、ここに真正面でぶつかっていたが、上手く物語を展開した。

ミステリーとしてのドラマや人物設定等、冷静に考えると粗い部分が目立つが、この時代性の壁があるので・・・致し方なし。

このドラマは主演の「田村正和」という俳優が鑑賞出来るという意味がまず大きい。プラス、正和様がセレクトしたドラマだけあって、中身も人間ドラマにきちんと仕上がっている。・・・懐かしさや郷愁を感じる物語。第一夜のキャスティング他傾向として、昭和を感じるドラマ感。今日は第二夜「黒い樹海」・・・メインキャストは、グッと若返るので、一夜とは違う感じを見せて欲しいな。

ところで個人的に北村有起哉も見られて得した感じ。この人は2世俳優で父親が北村和夫氏。私はこの北村有規哉氏を見ると、生々しい感じがする(笑)生々しいって何?セックスアピールとかそういう感じかなぁ。線が細いし、顔も平凡だけど、何かこの人を見るとドキドキする。

冷たい感じもいい。今回は・・・かなり広末にもっていかれた(笑)感があり、残念。そういうとこもいいんだけどね。

 

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聖堂に響いた般若心経

2016-03-12 15:06:03 | 日記

 

小説家藍川京氏のブログに素晴らしい記事が掲載されていた。

とても感動したので、その記事をそのまま転載します。(許可済み)


 

宗教というのは同じ宗派でも対立を繰り返し、争い、人類の歴史とともに存在してきたという事実がある

だからこそ、宗派を超えてこうした祈願祭が行われたことは、世界にもっと発信されて欲しいニュース。日本という国を誇りに思えた。

人は人のために祈ることができる。なんて尊いことなんだろう。


  昨日は朝から小雨で悩んだけれど、11時半になって鎌倉へ。
まず北鎌倉。それから鶴岡八幡宮にお詣りして、段葛横の雪ノ下カトリック教会へ。
東日本大震災の追悼集会に参加するため。
最初は教会までの、宗派を越えた宗教家達の行列を見られるならと思ったけれど、聖堂で一緒に参加することができ、感激した。
この教会の司祭を先頭に、鎌倉の40程のお寺の僧侶や鶴岡八幡宮などの神道の神職の方々、シスター達が入ってくるのだから、強烈で荘厳で、それだけで感激した。
DSCF9505_R宗派の対立で殺し合っている国もあるというのに、超宗派で合同の追悼・復興祈願祭を行うとは、何と素晴らしいことだろう。

震災の起きた2時46分に黙祷し、追悼が始まった。
まずカトリック形式で始まったけれど、下の写真のとおり。聖歌、仏教の妙法蓮華経、神道の大祓詞(おほはらへことば)など続き、被災者への言葉。そして、宗教家達の献花。その後、私達の焼香。
この時、2階の聖歌隊の立つところに僧侶達が立ち、般若心経が始まった。
カトリック教会の聖堂に響く般若心経。
言葉にならないほどの感激に包まれた。被災された方達の無念や苦悩を思う一方で、これが平和だと。

 

DSCF9537_RDSCF9534_RDSCF9536_R

 

 

 

                    この雪ノ下カトリック教会には初めて入ったけれど、今までの司祭の写真が飾られていた。

DSCF9521_RDSCF9523_R私が20歳の頃に手紙の代筆などをしていたカナダ人の神父様の写真もあり、懐かしかった。
今は80歳を超え、どこでどうしていらっしゃるか。
聖職者には転勤があり、東京、長野などにも赴任されていた。私は東京時代に知り合った。
下段は追悼祈願祭の後で寄った大巧寺で伊予藪椿→(転載ここまで 藍川京氏のブログ3月12日の記事より。)


 この祈願祭の様子はYoutubeでも見られる

3.11追悼・復興祈願祭 in 鎌倉(2016年3月11日) - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=EFFUp5warxY

教会までの行列、これだけでも荘厳で厳粛な行列だ。思わず手を合わせた人もいるのでは?

 

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楽天・嶋選手の言葉と堕ちた巨人

2016-03-12 10:47:29 | つぶやき

震災関連のスポーツ記事で、楽天・嶋選手のインタビュー記事を読んだがとても心に残った。

嶋選手は、2011年の震災から3週間後に「野球の底力を見せましょう」とスピーチし、大きな反響を呼んだ。

その当時を振り返った時、嶋選手は「正直やらなきゃ良かったと思ったこともある。ああいうことをいったことで重荷になった」「言って良かったと思う反面(13年に楽天が優勝するまで)優勝するまでプレッシャーになった」と、卒直に語っている。彼自身の人柄、飾らないで野球に真摯に取り組む人柄が感じられる。だからこそ「今回、はじめて仮設住宅を入れさせてもらい、衝撃を受けた・・・」という言葉、説得力がある。

彼が仮設住宅で、感じたことを、「若い選手にも肌で感じてもらい震災を風化させないようにしたい」嶋選手は立派だなと思った。

ありのままの自分と震災で感じたことを冷静に、そしてかっこつけないで話す。誰にも出来るようで、できないこと。


この記事読むと、嶋選手のいる楽天をやっぱ応援したくなる。

それとは反対に、応援したくなくなった、(もともとしていないけど)開幕も試合に出なくていいと思えるのが巨人。

野球賭博問題で、渡辺顧問(89)・白石オーナー(69)・桃井会長(69)が辞任決定。

新たに、老川顧問(74)とオーナー代行には松田弁護士(82)が就任。

いくらトップが辞任したとこで、この新たなメンツの年齢を見たら、やる気あるのか?と言いたくなる

私は、後期高齢者が活躍する世の中でも構わないと思うが、これは違うと思う。危機感を感じる人がいないのか、よく分からないが自分が巨人ファンなら、ファンやめたくなる。

他の球団もやってるから(?) 選手のやったことだから(?) どういった理由か知らないが、会見もしないで、よく辞任出来るなと思う。どうでもいい時には、会見しているくせに。

本当責任をとらないというのかな(笑) あきれるほど。

上手く言えないけど、形だけでも、もっとやり方があるんじゃないかな(笑) 

巨人は、今シーズン試合に出場すべきではないと思ってる。高橋監督も好きだけど、きちんと会見すべき。おかしいと思う。

 

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