パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

全摘して乳房再建しない人は 可哀そうなのか?

2016-03-13 19:44:21 | 乳がん

乳がんと診断されてから、まず悩んだのが「全摘した場合、再建をするかどうか」の選択。これを選択しないと手術が出来ない。

全摘をする人は、今は部分切除より少ないと思うけれど。腫瘍の大きさや、腫瘍の出来た場所によっては「全摘」の診断になってしまう。

そうなると、次に考えるのが「乳房再建」をするかどうか。乳がんという診断だけでも、動揺するのに・・・次々診察室で決断を迫られる事態に茫然となる。医師は 時間をかけて、丁寧に私と同席した母に説明する。再建のデメリットとメリット・・・メリットはもちろん精神的なもの、これは大きい。

最終的に私は再建しない ということに。ここまできたら、自分にとってベストな判断をしたい・・。 


 世間一般的には、「乳がんになっても再建出来るから良かった・・・」という見方しかされないと思うけれど、そこばかりスポットが当たり、術後の様子とか本当の患者さんの戦いについて、触れられないのは残念。全摘した人は可哀想かもしれないがそれは他人が思うことで・・・。自分で自分を可哀そうと思ってられないんだよね。そういう余裕がなくなってしまうし。

私の場合、年齢・今後の生活スタイル・周りの意見・クラシカルな手術か最新の技術か・病院・・・そのあたりを考えて決断したのだが、もちろん悲しいよ。そりゃあ(笑) 医者にも 再建積極派・消極派・中間派とあると思う。その患者さんの年齢もあるし、人それぞれ。自分の考えで決めるしかない。→ココが一番大事。

セカンドオピニオンも有効だと思う。お金がかかる(保険適用外)けれど、今後の人生の選択だから。

それから 乳がんサイト・ブログも結構見た。ただブログも・・・あまり (このブログもそうだけれど!) あてにならないと思う。

乳がん学会や、乳がんの大きなサイトは役立つかなとも思うけれど、ブログは個人差があるので何ともいえないし、判断の参考ぐらいに読んだ方がいいと思う。

特にブログに書くという行為は「自分にとっていいこと」よりも「悪いこと・悩み」を書いてしまうことが多い。(悩みがない場合は、書く必要がないので)

そのため乳がんブログを読んでも、自分にとって悪い方向ばかり目についてしまうのだ~。だから判断に支障をきたすと思ったら見ないほうがいいかなと思う。

じゃあ、自分にとっていいことが書いてあったら、希望をもてるが、その人の場合というだけで、自分にどうあてはまるか分からない。

きちんと自分に責任をもてる選択をしていくこと。それはなんでもそうだけれど。

再建すると精神的なショックが和らぐし、自信がもてる。でも、再建が当たり前だからという感じで決めるより、きちんとリスクを調べた方がいい、金額によって再建状態も変わると主治医は、はっきり言っていたけれど、保険適用の再建と保険適用外の再建の違いとかね。

あと術後の検査とかスケジュールも色々関係してくるので、やはり考えた上での結論じゃないと。

 私は最初、部分切除でいいよと言われた、(2回目の時全摘診断されたが)その時にS先生が、「部分でも形が変わることも在るし、それがいやなら全摘になる、・・・それからどうしても神様の作った胸には近づくことは出来ないからね。」

今は美容整形外科技術が発達しているし、素晴らしい胸も(お金があれば)入手可能だ。ただそれは、神様の作ったものではない、私はとてもこの言葉が印象に残った・・でも今の時代、神様の作ったものより 人がつくったもののほうがいいという人・・がたくさんいる。美容整形する人はそうだろう。人の価値観は多様化している。自分の選択が一番大事。そして揺らがないこと。

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