花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

英訳たかすえドーターのうた-2 まどろまじ

2025-01-28 | 英訳更級日記の和歌
あづま路の道の果てよりも、なお奥の地で育った娘、孝標女(たかすえドーター)の「更級日記」より

まどろまじ 今宵ならでは いつか見む くろとの浜の 秋の夜の月
まどろまじ こよいならでは いつかみん くろとのはまの あきのよのつき 

十七日(1020年9月)の朝に、いかた(千葉県北部)を出発。その夜は「くろとの浜」というところに泊まった。明るい月に照らされて、遥か彼方まで続く白い砂丘。松原を吹きわたってくる風に、しみじみ心打たれもする。歌を詠む人たちに交じって、私も一首。
まどろまじ 今宵ならでは いつか見む くろとの浜の秋の夜の月(玉葉集)
I will not  slumber  if I miss seeing tonight, when can I see it ?
The moon of an autumn night above the beach of Kuroto.
slumberンバまどろむ   beachーチ砂浜 above上に
I will not slumber  眠らないことにするわ
If I miss seeing tonight 今夜見逃したなら
When can I see it? いつ見ることが出来るというの
The moon of an autumn night  秋の夜の月を
Above the beach of Kuroto くろとの浜に出ている

ここ妙高山麓の雪は、1月中旬からは落ち着いていましたが、
下旬に入って週末は大雪警報です。
灯油代が70円/Lの時代に設置した屋根融雪装置も、灯油代が
倍ちかくになった今では、稼働を控えています。
雪おろし人足代は2,500円/hour。これでは一家の大黒柱の私が
老骨に鞭うって屋根に上がらざるをえません。

ご訪問ありがとうございました(ゆ~)

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4 コメント

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お気をつけて。 (油屋種吉)
2025-01-29 07:31:24
おはようございます。すごい雪ですね。
雪下ろしは重労働なうえに危険がともなうようで、あちこちで哀しい出来事が起きています。どうぞむりなさらず、どなたかに代わってやってもらってくださいね。
返信する
油屋種吉さんへ (5381naninani)
2025-01-29 09:20:57
>油屋種吉 さんへ

おはようございます。
コメントありがとうございました。

じつは4年前、写真の左手に写っている倉庫の屋根から落下して腕の打撲で通院したことがあります。

今後ともよろしくお願いいたします。(ゆ~)
返信する
Unknown (fairy333)
2025-01-29 21:09:09
naninani様

初めまして。
雪下ろし大変ですね。
どうぞ無理をされませんように。

私は英語の諺や映画のタイトルが好きですが、英語も暫く離れていると忘れてしまうものですね。
最近はすっかり思い出せなくなりました。 
英語はスポーツと同じように毎日触れてないとダメですね。

映画「007は二度死ぬ」の本題は「You only live twice」ですが、直訳すると「人生は一度きりよ」なのに、二度死ぬ とは何故かなと思ってました。
どうやら映画や歌は、そのまま訳したら面白くないようです。

また、夏目漱石の「三四郎」の中で、「可哀想は惚れたってことよ」という言葉がありますが、これは「Pity is akin to love」を漱石が訳したのでしたっけ?
哀れみは愛情の裏返し?
この意味がよくわかりません。
「同情は愛情に変わることがある」のでしょうか。

失礼しました。

naninaniさまに刺激を受けて、また英語を勉強してみたくなりました。
返信する
fairy333さんへ (5381naninani)
2025-01-30 15:18:01
>こんにちは。fairy333 さん、
コメントありがとうございます。

Pity is akin to love.はシェイクスピアのセリフかと思っていました。「三四郎」とは知りませんでした。

いま、辞書をみたら、
pity=compassion, sympathyとありましたから、fairyさんの「同情は愛情に変わる」が正訳なのですね。

名画の日本語タイトルって実にcatcyで、昔広告会社に勤めていた私ですが、あんなキャッチコピーを作ってみたかったです。

『更級日記』の和歌の英訳、今後ともよろしくお願いいたします。(ゆ~)
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