ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)最終日
これもプロフェッショナルの心意気。最終日、鈴木愛は裏街道と呼ばれる、10番からのスタートだった。首位のキムハヌルとは11打差。とても優勝には手が届きそうにない。自分を奮い立たせるにはどうしたら良いか。V争いをしていなくても、応援してくれるファンへ、感謝の気持ちを表したい。
「アンシネさんに対抗するって、きのういったでしょう」。何と、ピンクのウエアをチョイスした。「試合で着たことは、記憶にないぐらい。思い切って、です」。トーナメントへ、30セット以上を持参する。意外な一面を知った。「その日の気分で決める。だから、たくさんあった方がいい」。これは、ツアー経験で学んだことだ。
ホールアウトすると、サインを求めるギャラリーの長い列が。「ありがとうございます」と個別にいいながら、ペンを走らせる。「よほどの事情がない限り、全員にサインする」。初めて、ツアーを観戦したのは、香川で開催されたカトキチクイーンズゴルフトーナメントだった。
「小学5年。まだ、チビッ子です。大山さん、全美貞さん、李知姫さんのサインをゲット。横峯さくらさんからは、ボールまでいただきました。うれしかったです。当時、私は美貞さんのスイングにあこがれたし、どうしてあれほどゴルフが上手なの…。そんな私が今、同じフィールドにいて、負けたくないと思っている。夢のような話ですね」と振り返る。
また、今大会では、宮里藍から、「サイバー(エージェントレディスゴルフトーナメント)、惜しかったね、と声をかけてくださった。プロになるなんて全くの想定外。目立ちたくない。地味に生きていくつもりが…。人生って、わからないものですね」。しみじみと語る。
22歳の若さで、すでに、公式戦2勝。大一番には強いはずだが、今回は見せ場がつくれなかった。来週14日は、母の日だ。「優勝できるように気持ちをリセットします。ほけんの窓口レディース、ディフェンディングチャンピオンの中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンと、得意コースの2連戦。5月はまだはじまったばかり。私の5月にする。母へのプレゼントは、やっぱり優勝が一番です」と誓った。
ちなみに、今、もっともやってみたいことは-を質問すると、即答で、「思い切り遊んでみたい。ゴルフをはじめてから、そんな経験がありません」。続いて、「ディズニーシーへ行きたい」という。東京の自宅からかなり近いにもかかわらず。近くて遠いのは、優勝と同じだった。
以上、日本女子プロゴルフ協会
日本人選手の中で一番ガッツがあると思います。
また、韓国人選手に対する対抗心があり、頼もしいです。
アンシネは整形ゲテモノクイーンなのであまり、そちらには対抗心はいらないと思います。
鈴木愛には健康美の道を貫いてほしいですね。