◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ事前(3日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6670yd(パー72)
過去3年間、計12回のメジャー大会(公式戦)で優勝経験のある日本人選手はわずかに3人。そのうち、唯一複数回優勝を果たしているのは、14年、16年の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」を制した鈴木愛、ただ一人だ。
前週「サイバーエージェントレディス」はプレーオフで惜敗した。それでも、「これまでの優勝争いで、一番いいゴルフだった」という自負がある。「良い意味で私らしくなかった(笑)。バーディを獲っても“よしっ”ってならず、ボギーを打っても“はぁー”ってならない。フラットにできたと思う」と、感情的なアップダウンのなかったことがポイントだ。「自分がキレると、相手にチャンスがあると思われてしまう。スキをみせずに納得のゴルフができた」と、新境地を開拓した。
直近3試合は、4位→3位→2位と尻上がり。その好成績を支えている原動力のひとつが、現在ツアー1位のバーディ数だ。今オフに集中的に取り組んだというウェッジの精度を上げる作業。米国アリゾナ州で1カ月弱の合宿を積み、戻った日本で芝に慣れてきたのが3試合ほどこなしてから。ロフト角50度、54度、58度と3本を入れているが、「以前は“寄らなくて、パターが入ってバーディ”だった。いまは、“バーディチャンスについて、バーディを決められるようになった”」という変化がある。
優勝スコアは少し厳しめに通算5アンダーと想定している。“1日1.5アンダー”で十分という目論見だ。「将来的にはグランドスラムを達成したい。ここが獲れれば、自信にもつながると思う」という夢に向けて、しっかりと一歩を踏み出す。(茨城県つくばみらい市/今岡涼太)
以上、GDOニュース
日本人選手の中で勝ちたいという意欲は一番だと思う。
根性があると思う。
日本人選手の中では一番手であり、優勝争いに加わって勝負をかけてほしいと願っています。