参院選(22日公示、7月10日投開票)の比例代表で、前回2019年に旧国民民主党から組織内候補を擁立した二つの産業別労働組合(産別)が、立憲民主党からの擁立に変更する。いずれも政策は国民民主に近い産別だが、なぜ今回は立憲を選んだのか。
19年、立憲なら「当選」
「7月10日、久しぶりの勝利を分かち合い、私が議員となって活動することで恩返しをする」
6月6日、東京都内。「背水の陣」と書かれたピンクのTシャツを身にまとった「基幹労連」の組織内候補(39)は決起集会で声を振り絞った。
基幹労連は鉄鋼や造船などの労組でつくる産別。機械・金属産業の中小労組からなる別の産別「ものづくり産業労働組合JAM」の支援を受け、立憲から出馬する。
この二つの産別は3年ごとに相互支援する形で参院選に臨んでいる。だが、13年参院選から3回連続で落選が続いている。
19年は旧国民民主からJAMの組織内候補が出馬。基幹労連が支援し、14万票を獲得した。だが、旧国民民主の比例の獲得議席が3にとどまり、当選ラインが25万票に跳ね上がった影響で落選した。
この選挙では、立憲は比例で8議席を確保し、立憲から出馬した組織内候補が全員当選した。当選ラインは7万票余り。立憲から擁立していれば、容易に当選していたことになる。
「国会議員の有無で政策実現力も、入ってくる情報のスピードも全く違う。立憲から出すしかなかった」。JAM幹部は今回の参院選で国民民主から立憲へ変更した理由を説明する。
「立憲色」薄める
だが、立憲からの出馬を巡り、特に基幹労連内では異論も強かった。立憲は綱領に「原発ゼロ」を掲げるが、鉄鋼など基幹労連に加盟する業界では、エネルギーの安定供給を求める立場から、原発の再稼働には賛成だ。
基幹労連は当初、昨年9月に立憲からの出馬を決めるスケジュールを描いたが組織内の調整は難航。同年11月に立憲代表に旧国民民主出身の泉健太氏が就任したことで立憲に対する抵抗感が薄まり、22年1月にようやくまとまった。
ただ、今回の候補のポスターには「立憲民主党」の文字は入れないなど徹底して「立憲色」を抑える。基幹労連内には、いまも立憲に不信感を抱く組合員は少なくない。「苦渋の決断。批判もあるが、絶対に勝たないといけない」と幹部は語る。
立憲に乗り換えたのに政党色は出さないという一見分かりにくい戦術には、もう一つ狙いがある。
関係者は「参院選後の野党再編の可能性も見据えた判断だった」と明かす。
国民民主は22年度当初予算に賛成するなど与党寄りのスタンスを強めている。自民党との連立もささやかれる中、立憲からの出馬に切り替えることで、あくまでも自民に対抗する「野党」を支援する姿勢を示す狙いがある。
労組間の競争激化は必至
基幹労連とJAMが立憲の支援労組になったことについて、国民民主を支援するある産別幹部は「裏切った」と恨み節を漏らす。
一方、立憲幹部は「基幹労連とJAMが立憲側にいれば、今後は有利に働く」とほくそ笑む。国民民主を支援している4産別労組も立憲側に引き寄せる――。こうした思惑が透ける。
ただ、今回の参院選で立憲からは、ほかの労組の組織内候補4人が比例で出馬する。新たな産別候補の出現で労組同士のつばぜり合いは激しさを増し、当選ラインも上がる可能性がある。党内のしこりになる懸念は残っている。【古川宗】
以上、毎日新聞
党首の玉木議員は、モリカケの際は、立憲の手先でみっともなかったが、最近は自民党より真面に見える。
立憲共産党と一緒では、「トヨタ潰し」される。
国民民主の支持者は職を失うよ。
やっと、気づいたのかな?
頑張ってほしいものだ。党首は頼りないが・・・
そして、日本人よ、大和魂を取り戻してくれ!!
★「今だけ、金だけ、自分だけ」の政治家、官僚は去れ!!
★観たことある?
参政党のユーチューブ、本当に面白い!!感動しますよ。
参政党 (sanseito.jp)
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