「学校って、何をするところでしょうか?」
そう聴かれて、きちんとした答えや考えをおっしゃる一般の方にお会いしたことは、ほとんどありません。
一般の方はもちろん、保護者の方々も同じような答えをおっしゃいます。
一番多い答えは、「勉強するところ。」 次に「友達をつくるところ。」です。 たしかに間違いではありません。
でも正解かと言われれば、正解とも言えないのです。
では、正解は何なのでしょうか?
この質問は、教育関係者、学校現場の方。 分かりやすく言えば、学校の先生は、必ず正解をおっしゃいます。
特に教務主任、教頭先生、そして校長先生なら、なおさら、「当たり前でしょ。」と言わんばかりのお見事な正解が・・・。
教育委員会の指導主事クラスになるともっと明確な、しかも分かりやすいお答えが返ってきます。
では、正解です。それは・・・、
「生きる力、生きていく力を育む場所。」です。
勉強するのも、友達をつくることも、すべては、この日本という国でまた、国際社会で、これからの時代において、「生きる力」、
「生きていく力」を育む、その場所こそが学校なのです。
学校は、文部科学省が定める学習指導要領に則って運営されています。 学習指導要領は、定期的に改定が行なわれるのですが、
この「生きる力」という文言が除かれることは、ほとんどないと言って、いいと思います。
「生きる力」をキーワードにして、色々な方針が定められています。
学校運営や授業形態は様々な形がありますが、基本はみんなこの言葉を意識して、行なわれています。
教科書、学習教材、学校の設備は、この「生きる力」を育むためのツールという位置づけで活用されています。
「学校は、何をするところ?」と質問されたら、「生きる力を育む場所! 当然でしょ。」とおっしゃる方は、「格好いい!」
「分かってらっしゃる!」と私は純粋にそう感じます。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com