【工芸品ショップ 泉亀(いずかめ)】の店主のブログ

銘木を用いた工芸品を専門に取り扱う通販ショップの店主のブログです。
商品やイベントなどお役に立つ情報を発信中です!

関西矯正展 その2

2015-11-25 10:00:00 | イベント情報

関西矯正展の会場内では、色々な製品の展示・即売が行なわれていました。


衣類や靴などの日用品、石鹸、台所用品、鞄の他、協賛コーナーでは野菜や果物が販売されていました。


またテント販売では、たこ焼き、から揚げ、クッキーなども販売されており、大盛況でした。



その中でも、私の目を惹いたコーナーはこれです。






黒檀や紫檀などの唐木を用いた工芸品も多く展示、即売されていました。 購入は、かさ張るので無理でしたが、見るだけでも


充分に楽しめました。



細部にわたる細工などは、見事です。 また指物と謂われる銘木の組み方も全く遜色がありません。



その他にも、花梨、タモ、楡など非常に珍しい銘木を生かした食器棚やTV用ダッシュボード、ビューローなど素晴らしい工芸品や家具の


数々が並べられていました。



これらの数々が、塀の中の方々の作品なんて、凄いと思いますね。 立場はどうであれ、作品自体は私は賞賛に値すると思います。


ちゃんと、指導する方、指導を受け、技を習得しようとする姿勢。


その関係性がしっかりしていないと、こんな作品は生まれてこないような気がします。



良いものを見せて頂けて良かったです。



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関西矯正展 その1

2015-11-24 10:00:00 | イベント情報

先日、「関西矯正展」に行ってきました。


「それって、何?」とおっしゃる方もおられると思います。 私もそうでした。


関西矯正展には、サブタイトルが付いていて、「刑務所作業製品展示即売会」と謂います。



刑務所の施設を通じて、刑務作業の現状とその重要性についての広報活動として行なわれているもので、実際に受刑者が製作した


刑務所作業製品の展示・即売が行なわれます。



会場は、大阪府堺市にある大阪刑務所の施設です。












ちょっとお堅いイメージの表門前もこの期間中は、イベントスペースになります。



会場内には、警察の警備車両もありました。 中はこんなふうになっているんですね。 






こちらは、自衛隊コーナー。 もちろん車両も、自衛官さん達も、撮影OKです。






そして、こちらは、何と、護送車。 車内の見学もOKということで、見せて頂きました。 ただ内部の撮影は不可だそうです。






中には、ちゃんと洋式トイレも設置されていて、移動中でも使用可能だそうです。 ただ護送に万全を期するため、前後に


仕切りが設けられていてドアもあり、施錠ができるようになっています。 案外快適そうな内部で予想外でした。



こちらは大阪刑務所の塀が延々と続いています。 かなり広いです。






こちらは、隣接している刑務官の方々の官舎です。 緊急時には、すぐに駆けつけられるようにとの配慮からのようです。






今回、スペシャルゲストとして、NHK連続テレビ小説「あさが来た」に出演されているディーン・フジオカさんが、一日刑務所長に


任命され、トークショーが行なわれていました。











会場内も、なかなかの力作が目白押しで展示されていました。



この続きは、次回に。



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聚楽土。

2015-11-23 10:00:00 | 日記

先日、「和風総本家」というTV番組を観ていました。



私自身、この番組は、工芸品をはじめ、伝統的な技を持つ職人の方々を特集されるので、勉強になります。



観る機会の多い番組のひとつです。



先日は、「秋の京都を彩る職人さんたち」という特集でした。



その中で、特殊な土を扱う職人さんがいらっしゃいました。



「これが、良い土です。ちょっとぴりっと痺れるような感覚・・・。」と言って、土を舐められました。



たしかに、ちょっと粘り気のある変わった土だなと思いましたが、どんな土かは知りませんでした。



その土は、聚楽土と謂って、かつて豊臣秀吉が、京都に建てた「聚楽第」(じゅらくだい)に使われていた土だそうです。



その土は、京都御所から、二条城辺りにしかない土で、今は、掘り起こして、取り出すことはできないため、たまに、ビルなどの


解体や建て替え作業中に出た土を大切に精製して使っているそうです。



ですので、今では、量が少なくなり、稀少価値が高まっているようです。




その聚楽土は、きめが細かく、他の土より、水に溶けにくく、土壁などの補修には最適なものなのだそうです。 城壁の補修や、


お茶室の土壁の塗り替えなどに使用されるそうで、 左官屋さんも「聚楽土を扱うのは、緊張する。」そうです。



その聚楽土を扱う職人さんは謂います。 「聚楽土は100の力を持つ土だと思います。 その土を70、80のままにするのか、


100の力を出してやれるかは、私たちにかかっていると思っています。」



言い換えれば、「素材の良さを、極限まで引き出す。」という事だと思います。



その事は、私共にも言えることで、 「銘木工芸品の良さを、極限まで引き出す」 それが出来るような、ご提案や企画、プロデュースを


心掛けていきたいと思います。



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東京モーターショー

2015-11-22 10:00:00 | イベント情報

10月の末から11月の始めに、「東京モーターショー」が開催されたそうです。


世界160社の自動車メーカーやバイクメーカーが出展し、コンセプトカーや発売予定のニューモデルなどをお披露目したようです。


大阪では、12月初旬にインテックス大阪にて、「大阪モーターショー」として開催されるようです。



今回は、発売予定ニューモデルはもちろんなのですが、「自動運転」が可能という次世代型のニューモデルが多く出品されたようです。



「運転者は、後部座席の方と対座して乗車し、運転は車に任せる。 気付けば、目的地に着いている。」そういう時代が来るようです。




私が驚いたのは、もうステアリングがダッシュボード内に収納され、運転者は腕組みしていても走行可能という車がもうすぐ出来ると


いう事実で、何だか信じられない気がします。



「早ければ、5年後の東京五輪の頃には、こんな車たちが当たり前に街中を走っている。」とメーカー担当者の方は話していました。



私が自動車メーカーに勤務していた頃には、考えられない発想でした。


当時は、エアバッグも標準装備ではなくオプションでしかも、運転席のみでした。 それが、助手席にも付くのも、当たり前になり、


側面エアバッグを装着しているものまで発売となりました。



また当時は、カーナビも非常に高価で、装備している車は、販売台数のおよそ3割にも満たない状況でした。それが今や付いていて


当たり前の時代になりました。



今では、安全性だけでなく、低燃費、運転性能もより使いやすさを求められる車の時代となり、 ニーズも多様化しています。



技術の進歩には目を見張るものがありますが、 その変化の歴史を見ていくと、一歩ずつという着実な足跡が見えてきます。



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時計の商品画像の撮り方。

2015-11-21 10:00:00 | 泉亀からのお知らせ

当店の商品ラインナップには、ご存知のように、時計カテゴリーの商品があります。



お蔭様で、お買い上げのため「販売終了」の商品が多く、品薄になってきております。誠にありがとうございます。


時計をお探しのユーザー様にも、なるべくご迷惑をおかけしないように、時計カテゴリーの充実も検討中ですので、


もうしばらくお待ち頂ければと思います。



さて、時計の商品画像を撮影する際、私共でなるべく気を付けていることがあります。


それは、「格好良く撮ってあげること。」 それは他の商品もそうです。



でも、時計が格好良く見える撮り方があります。



それは・・・。 販売終了の商品を例にして恐縮ですが、 例えばこんな感じです。







お分かりでしょうか? こちらも。








写真を撮る時、なるべく、「10時10分」の位置で、撮るようにしています。


入荷が多かったり、急いでいたりする時は、このセオリーを守れない時も、あるのですが、なるべく心掛けるようにしています。



この「10時10分」の位置が、時計では、重要らしく、時計専門店のサイトでも、この位置で撮影されているものが多いです。


この位置が、時計が一番格好良く見えるようです。



「じゃあ、1時50分では、ダメなの?」 私もそう考えて、撮ってみましたが、何か釈然としません。



どうやら、人は写真でも向かって右に視線が行きやすいようで、時計も長針が向かって右にくるほうが、しっくりとくるようです。



ですので、他の商品でも、なるべく商品の左側が広く写るような撮り方をします。




よく謂われるセオリーなのですが、女性が写真を撮る場合、 「少し右を向いて撮ると、美人に見える。」というのがあります。


やはり人の場合も、お顔の左側を見せるように撮ると美しく見えるようです。



これが、ビジネスなどになると何故か逆になります。 よく「左を向いて撮ると、誠実に見える。」と謂われたりします。


Facebookなどのプロフィール写真などは、そういう写真を載せている方が多いですね。 私もそうです。


何故なのか、理由は私もよく知りません。 理由があれば教えて頂きたいです。




撮影については、特に高価な機材を導入している訳でもありませんが、 セオリーを意識して撮ると、驚くほど良い写真が撮れます。



銘木工芸品の持つ良さを引き出して、ユーザー様とのご縁を繋ぐのが私の役目だと思っています。



良いプロデュースが出来るよう日々、心掛けたいと思います。



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