タイロック(インシュロック)でたくさんのクランプコアを圧着。
締め付け前後にコモンモード電流測定をしながらでしたが、時折、逆に悪化するものもありましたが、これは締め付けによってかえってコアの同心円状態が崩されたりしたためかも知れません。やり直すと上手く行きました。
この機会を利用して、全てのラインをくまなく測定してみましたら、PCモニター(ディスプレイ)の信号ライン、サウンドカードのUSBケーブル、そしてATUの電源ラインに多くのコモンモード電流が乗っていることが判明!
なかでもサウンドカードのUSBケーブルには、なんと60mAものコモンモード電流を検出し青くなりました・・・・・
このUSBケーブルはPCから細いUSBケーブル→USBオーディオフィルター→サウンドカードという流れになるのですが、最初の細いUSBケーブルを一番小さいクランプコア(ZCAT2032-0930)に5Tさせてみました。
するとどうでしょう、4mAに減少。
小さなクランプコアたった1個でもこんなに素晴らしい働きをしてくれて、感動しました。
推奨しない方が大多数かと思いますが、私はリグ背面のGND端子から接地しています。
直線距離にして15センチくらいでしょうか、建物鉄筋に繋がっているアルミサッシ金属部分を削ってそこに落とすかたちで。
このラインを通じて高周波電流が鉄筋に流れ込むことは避けなければなりませんので、ここには大型クランプコアを3連(それぞれに7Tさせています)装備。
今日はこの3つのコアにも締め付けを行いました。
締め付け後、このラインに流れるコモンモード電流を測定しましたが、50W出力で0.4mA以下を達成出来ています。
感電防止、動作安定ということが目的ですが、この数値でしたら安心してGND端子を使用できる感じです。
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