今の若い人には想像もつかないだろうけど、70年代、80年代はインターネットが普及した今とは比べ物にならない程、日本社会の制約と観念的抑圧が強い時代ぢゃった。
当時は昭和的な 男はこうあるべき、女はこうあるべきだとかいう観念がとても強く、自由な生き方が許されない時代だった。
学歴や仕事や生活なども選択の自由が少なく、一旦日本社会のレールから外れてしまうと一人前の大人と見なされない時代だった。
坂本さんはその頃の、日本の伝統的封建制、序列、階層社会など全般と闘うリベラルな戦士でもあったのぢゃ。
その当時はリベラルなどという言い方も無かったが。
当時のミュージシャンは単に音楽だけではなくオピニオンリーダーみたいな存在ぢゃったのだ。
音楽や美術などのあらゆる分野で家元や権威みたいなのがのさばって居て、坂本さんはそういった日本の伝統文化社会全般を毛嫌いしていた。
当時の日本の学者や文化人などは、アメリカ白人中心主義みたいな考えが主流で、
アメリカではこんなに進んでいる。
それに比べると日本は・・・
という物言いが一般的ぢゃった。
当時のYMO はアメリカ白人に認められれば一流という方向を志向していた。
当時は日本型の腐った糞爺が沢山居て、中身も無い癖して周囲に威張り散らしていて、威張っている事が偉い証みたいな爺があらゆる分野に沢山居座っていた。
わてもそういった日本型糞爺達をどうやって皆殺しにしてやろうか? こんな低劣な世の中などひっくり返してやる! という事ばかり考えていた。