武州てくてく散歩小路

2016-07-31 | 【 武州てくてく●散歩小路 】

 






   武州蕨の本陣で

   三学院の鐘がなる

   休憩場所でほうじ茶を

   すすって偲ぶ江戸の日々なり





   武州膝子の一里塚

   西は大宮、川越へ

   東は岩槻、春日部へ

   明治と同じく人行き来する



                       


   武州鴻巣宿場街

   人形店が建ち並び

   免許センター行く際は

   寄ってらっしゃい見てらっしゃい






   江戸神楽坂の毘沙門天

   坂の途中で寄ってみる

   赤城神社の近くでは

   金子光春暮らしていたよ



                       


   武州飯能土の蔵

   解体作業に立ちあって

   中を整頓していると

   古い文書がどっさりと出る





   武州川越城下町

   江戸の街並み尚残し

   親から受け継ぎし家業を

   何がなんでも守り抜いてく





   武州狭山を散歩中

   入間の川の背景は

   秩父の峰が連なって

   武蔵の国の佳境なりける

 

 

 

   武州桶川東口

   大正時代の雰囲気が

   ほんのり漂ってはいるが

   今は殆ど駐輪場なり



                       


   武州上尾のお社は

   建築様式奇妙なり

   東の原市大通り

   田舎のひなびた色彩がある






   武州大宮盆栽村

   北沢楽天故郷なり

   洋風漫画を修業して

   日本漫画の始祖となりけり






   板橋本町仲宿は

   下町情緒が尚残り

   少年時代の寅さんが

   遊んで暮らしていた所



                       



   下野の国足利は

   相田みつをの故郷なり

   足利学校鑁阿寺に

   孔子の像が置かれているよ





   武州さきたま古墳群

   東日本で最大の

   古代の豪族達の墓

   登ってみてはいかがですかな





   武州安行赤山城

   伊奈忠治が城築き

   武蔵の国の一帯を

   土木灌漑切り拓いたよ



                       


   武州川越新河岸で

   農作物を積み上げて

   船の向かって行く先は

   江戸浅草の隅田川なり





   江戸隅田川の両国は

   葛飾北斎故郷なり

   絵師描きたる浮世絵は

   世界名だたる伝統画なり





   谷中銀座の霊園に

   五重の塔が建っていて

   幸田露伴が描いたが

   火災によって消失したよ



                       


   分倍河原の古戦場

   新田義貞連合軍

   鎌倉幕府を撃ち破り

   室町幕府の基礎切り開く





   草加松原周辺は

   草加煎餅発祥地

   団子残って捨てたのを

   潰して焼いたらおいしいよ



                       


   山手線の田端にて

   龍之介が居を構え

   文人達が集まって

   文人の村出来上がったよ





   元荒川の越谷宿

   久伊豆神社が祀られて

   日光街道両脇は

   和モダン風の街並続く



                       


   武州熊谷妻沼付近

   聖天山の周辺は

   北関東の武家文化

   とても色濃く残されてるよ





   武州熊谷聖天山

   和風の小物買って来て

   部屋に飾って見てみると

   とてもななごんだ雰囲気になる





   武州岩槻城跡は

   徳川幕府のゆかりの地

   岩槻大師の周辺は

   人形店が軒を連ねる



                       


   元荒川の周辺は

   久伊豆神社が立ち並び

   完全制覇を目指したが

   悲願は未だに達成できず





   武州中野の駅を出て

   商店街をくぐり抜け

   早稲田通りを通ってくと

   氷川神社にいくつも出くわす





   武州目黒の不動尊

   大日如来が祀られて

   大陸亜細亜の雰囲気を

   東京都内で満喫できる





   武州安行森林は

   熱帯雨林の植生で

   ベトナム・カンボジア辺りの

   ジャングルみたいに生い茂ってる



                       


   北朝霞

   駅郊外の

   住宅地

   東南アジアを

   思い出させる






   氷川神社の門前で

   太宰治が友人宅

   人間失格書き始め

   人間失格書き終えたとさ





   新井薬師の梅照院
   
   お願い地蔵に願をかけ

   新井薬師の公園で
   
   ラジオ体操皆でする



                       


   与野本町の街道沿い

   七福神の界隈は

   民家が沢山建ってたが

   今は殆ど取り壊された





      

   武州下町立石は

   なか川沿いの近くにて

   亜細亜越南雰囲気を

   東京都内で堪能できる





   北千住の本氷川

   粕壁風の街並みで

   大黒天が祀られて

   ラジオ体操発祥地なり





   杉並大宮八幡宮

   伽藍の配置と雰囲気と

   参道長々続くのが

   大宮氷川ととても似ている



           越谷宿のラーメン屋

   仕事の帰りに立ち寄って

   街並み眺めて食べるのも

   庶民暮らしの一興なりけり




   草加とか  八潮の辺り  散歩中

    戸ヶ崎そば屋  とろろそば食う

 

 

 

 


 武州てくてく散歩小路   浦和の魔の三角地帯

2016-07-31 | 【 武州てくてく●散歩小路 】



 埼玉の武蔵浦和、西浦和、中浦和駅の間は浦和のバミューダ( 魔の三角地帯 )。

 これといった見ものは何もないけど、時代錯誤な店や商店街や町並みが面白い。

 田島通りのレトロな街並みが面白い。

 散歩してみると面白いよ。

 何にも見所はないけどね。


【 ぜむ●経 】 十五  人生も世の中もどうにもならないものぢゃ

2016-07-25 | 【 ぜむ●講 】


 わて、他のブログを読んでいて面白いなと思った文章があった。

 
 ● 真面目に生きていたってどうにもならない事も多い。  だからテキトーが一番。


 ● 普通の日本人みたいに人生設計を立てて生きようと思っていたけど、阪神大震災でそういった生き方・考え方が全部ふっとんだ。

 


 実際、今の世の中真面目に生きていたってどうにもならないのだ。



 わての友人や先輩はこんな事を言っていた。


 ●  普通が一番。

 ●  真面目が一番。

 ●  自然が一番。



和学寄席 5  日本文明の独自性

2016-07-25 |  【 お笑い 和学寄席 】


 1990年前後の朝日新聞に東大大学院で日本文化を研究していた中国人留学生の文章が載っていた。 

 その中国人は夏休みを利用して車で日本を周って日本文化のフィールドワークをしたという。


 その文章は大体こんな内容であった。


 ● 私は中国に居た頃は学校の先生や両親から、日本の文明は全て中国から来たものであると教えられていた。

 だが私は車で日本中を巡って「 日本文明は中国文明とは全く異質な独自の文明である。 」という事に気が付いた。

 仁徳天皇陵を目の前にした時の感動は今でも忘れられない。

 
 世界には四大文明があるというが、日本文明は世界の四大文明のどれとも違った独自の文明である。

 しかも世界四大文明のいずれにも勝るとも劣らない独自の文明である。





 わての友人の中国人留学生もこんな事を言っていた。

 「 日本は凄いよ!  日本には中国には絶対に無い様なモノが沢山ある! 」




> それにしては日本人の民度・文化レヴェルはドンドン低くなっていく一方だ・・・




 12  最近読んだ音楽の本

2016-07-24 | 【 神楽●寄席 】




https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3-%E5%A4%A7%E7%89%A9%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%81%8C%E6%98%8E%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%9F%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E5%90%8D%E7%9B%A4%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F%E7%A7%98%E8%A9%B1-%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BA/dp/4401641957

 
サウンド・マン 大物プロデューサーが明かしたロック名盤の誕生秘話 単行本(ソフトカバー) – 2016/2/22
グリン・ジョンズ (著), 新井崇嗣 (翻訳)



http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309246970/   

ローリング・ストーンズを経営する

貴族出身・“ロック最強の儲け屋”マネージャーによる40年史

プリンス・ルパート・ローウェンスタイン 著

湯浅 恵子 訳





 > 最近これらの本を買って読んだんだ。

 わてはローリング・ストーンズの音楽には興味がないんだけど、ローリング・ストーンズ界隈の歴史はイギリス音楽業界・音楽産業の歴史と重なっている部分が多いんだよね。

 これらの本を読むとイギリス音楽業界の変遷と発展史の裏話や因果関係が見えてきて興味深い・・・

 イギリス人と日本人との民族性の違いも垣間見える・・・




https://www.youtube.com/watch?v=37RTHe2W0ug  Fear Factory - Greatest Hits


 わて、今機械を扱う工場が職場なんだけど、機械の作業音ってのは周期的なリズムなんでメタルを聴くと、機械の作業音や金属的な音とダブるんだよね。

 機械の作業音も音楽として聴いてみると、仕事も興味深くなってきてよかった・・・





【 ぜむ●経 】 十四  最近はその日暮らしみたいぢゃ

2016-07-23 | 【 ぜむ●講 】


 最近のわては、渡世人みたくその日暮らし、その場しのぎ、場当たり的に暮らしている。


 若い頃のわては、長期的ヴィジョンにばかり拘り、身近な事を蔑ろにしてしまう傾向があった。


 だが最近はその場しのぎ、やっつけ仕事みたくなってしまった。


 11  裏方のミュージシャン魂・自己犠牲の精神に涙

2016-07-10 | 【 神楽●寄席 】


 音楽聴いているとたまにゾッとするようなスリルを感じる瞬間がある。

 間奏のソロだとかバックのコーラスだとか裏方のダンサーだとか。


 メインじゃなくて目立たない裏方のベースだとかドラムだとか歌詞だとか・・・


 とても繊細なコダワリみたいのを感じるとそのミュージシャンの人生・自己犠牲の精神に感動して涙が出てくる。


 何故ここまでコダワレんだろう?!   

 些細な部分に自分の全人生・全存在を賭けちゃっているという感じ。


 常識的社会人には到底想像もつかない世界である。

 
 普通の人は意識もしない、何年も聴いてやっと気が付けるような些細なコダワリ。

 あるいは若い頃は表面的に聴いていただけだけど、その時代背景・国の社会構造が理解できると全く別の味わいが出てくる。


 鬼畜系が面白いものぢゃ

2016-07-03 | 【 かたりべ 】


https://www.amazon.co.jp/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E6%B4%BE%E3%81%8F%E3%82%93%E3%81%8C%E3%82%86%E3%81%8F-%E5%94%90%E6%B2%A2-%E4%BF%8A%E4%B8%80/dp/4757208804  


   社会派くんがゆく! 単行本 – 2001/11

   唐沢 俊一 (著), 村崎 百郎 (著)


> この書物はとても面白い。  この二人のコラボは最高に面白い。  90年代位のマスコミ文化人のノリで世相を独自の視点、角度、博識な知識からぶった切るのがおかしい。

 宗教信者がお高く留まって避けるような低俗な話題が多くて、事実誤認みたいな部分も見受けられるけど新聞や学者なんかより余程世相を面白詳しく解剖してくれる。

 
 最初本屋で怒涛編を買って読んだんだけど、すぐにシリーズ全冊揃えたくなった。 すぐに全部注文して揃えたくなったのは生まれて初めての事ぢゃった。


 だけど、殆ど絶版・入手不可能な状態で結局ほかの本屋で疾風編だけ入手する事ができた。

 調べてみると買って読んでいる人も少ないようぢゃった。

 こんな面白い本が絶版になってしまうのは本当に残念。

 90年代の頃のマスコミ文化人の語り口も需要が無くなってしまったんだなと寂しくなった。





 最近、鬼畜系にはまっている。

 社会的・客観的に見るとどうしようもないがそれでも尚生き続けている人々にスポットを当てている。

 良識派も非良識派もそれを読むと心が慰められる。

 どうしょうもない人々も頑張って生きているんだよというメッセージとエネルギーを受けられる。


 世の中は華々しい成功者にばかりスポットを当てて憧れようとするが、社会的・客観的に見てどうしようもない人々もこの世の中で生きているのだ。

 というより今の世の中95%以上の人々は社会的・客観的に見るとどうしようもない人々なのである。



 今の世の中を生き抜く為には心身を心根から腐らせて麻痺させなければ生きていく事が辛過ぎるのだ。


 鬼畜系は98%はどうしようもない内容であるが、2%位はとても奥深い洞察があってとても面白い。




村崎百郎 ‏@Hyakurou_bot 6月24日

第一、神様なんかに頼ったりすがったりしても、どーにもならないことって、ゴマンとあるじゃない。


村崎百郎 ‏@Hyakurou_bot

俺の好きなキリスト教徒は、聖書の言葉通り右の頬をブン殴っても左の頬を差し出してもう一発殴らせてくれるナイスな奴だ。


「簡単に人を信じるなよ。易々と他人に影響されるな。

 文字なんて活字に組まれて本にそれなりにご立派なことかいてるように見えるけど
 言葉なんてたいしたことないんだからな。

 書かれた文字を疑え、語られた言葉を疑え、
 いちばん悪いのは何か自分以外のものに過度に期待して判断を全面的に他者依存することだ。

 むやみやたらと他人を尊敬するんじゃねえぞ。

 全ての文字にはうそがあると思って間違いない。

 俺がお前らをだまそうと悪意をもって文をかいていることを忘れるな

[自分にファンレター書いてくる人に対して]
- 宝島のサイコさんからの手紙より -




 頭ン中が時々ラジオになっちまうんだよ。