かつては大学という場所は社会変革運動の最重要拠点ぢゃった。
わては諸外国の人達と大学教育の役目について話をしてきたのぢゃ。
とあるマレーシアの華人と話をした。
マレーシアは教育制度が独特で大学進学率が少なく、高校を卒業してシンガポールに移住する人が多い。
その華人と妻はマレーシアで大学に行かないままシンガポールに移住して仕事をしていた。
その人が言うには
「 大学に行かないで仕事を始めると、人生や社会や世界に対して全く計画性の無いままその場しのぎで飯を食っての、生活を繰り返しているだけになってしまう。
台湾などでも社会を変える運動は大学から起こっている。 」
と言っていた。
フィリピンでも最高学府の法学生が、大学で法律を学び、現実社会の矛盾に気が付いて批判して学生運動を起こして大統領を引きずり下ろすまでにいった事もあったという。
ある在日韓国人が言うには
「 日本人のいい所は秩序やルールをよく守る事だ。 だが、逆に言えば上の人が明らかにおかしくて間違っていてもそのまま従ってしまっている。 韓国人達だったらおかしい事にはおかしいとハッキリ主張する。 」
と言っていた。