わては中国人達とはかなり話しあってきた。
東南アジアで大陸・香港・台湾・華僑・華人・客家系の沢山の人々と中国語で対話してきた。
戦争問題・歴史・文化・信仰 等々 相当深くつっこんで話し合ってきた。
韓国・北朝鮮の人々とはそれ程は関わらなかった。
朝鮮語もハングルを少し読める程度で全く話せない。 行った事もない。
だが、わてが分かった事は日本 中国 朝鮮 の論理は永久に噛み合わないという事だった。
何故なら国民性・民族性とはその土地で数万年かかって醸成されたものだからだ。
日本人の信仰や行動規範は実は山岳信仰から来ているのだ。
日本の男尊女卑も実はもともとは日本古来の山岳信仰から由来しているのだ。
未だに女人禁制の山もあって、女性が登山すると山の神様が怒って雪崩が起きて死んでしまうという。
日本で縄文・アイヌの頃から無数の人々が生きてきて、これはいい・これは悪い事が起こるだとかの因習・慣習が醸成されて連綿と受け継がれてきたのである。
わてがバブル期の頃、日本は滅茶苦茶になると予感したのはその頃の日本の風潮がことごとく日本古来の因習・慣習と正反対だったからである!
日本の先祖が数万年に亘って子孫繁栄の為に培ってきた因習・慣習が外れる筈はない。
オウム真理教に走っていった人々もその頃の日本のおかしな風潮に疑問を感じていた生真面目な人だったのである!
その後、大陸系亜細亜からの侵攻や影響に対応する形で国家形成がなされていった。
仏教も伝来してきたが、仏教だけでは外国からの侵攻を防ぐ事ができない。
そこで仏教が日本でガラパゴス進化をしていったのが日本主義の源流の一つである。
元寇の頃、日蓮が立正安国論で国防の重要性を主張したのが、現在の右翼の起源の重要な一つなのだろう。
つまり日本主義の源流とは
山岳信仰
日本古来の因習・慣習
天皇信仰
日本本来の神道
外来の仏教 禅 儒教
農業で土や農作物や天候から学ぶ知恵
大陸系亜細亜からの国防
これらの要素が混然となったのが日本主義であるとわては考えている。
ついでに言っておくと戦前の右翼は実は純粋な日本主義ではなく欧米思想やヒットラー経由のイスラム思想などが混ざっている。
亜細亜主義というのも、白人達による全世界支配の野望に対応する形で有色人種達を目覚めさせ興隆させようとした一種の過渡現象であろう。
中国人学生からは何度も戦争問題について質問された。
中国人学生達は戦争は過去に起こった事だから仕方がない。
日本人はそれらについてどう考えているのか?
何故、あんな戦争になってしまったのか、日本側からの視点が知りたいといった純粋な動機で対話していた。
わてが自分が知っている事を話すと中国人学生達は皆一様に意外な反応を示した。
中国人学生達は反日教育で中国側からの視点ばかり教わってきたので、日本側からの視点を話すと皆「 そういった事情があったのか?! 」と驚いていた。
それでも中国人達には根本的に中華思想があって、何だかんだ言って結局は反日・侮日というのは永久に変わる事はない。
台湾の客家と色々話したけど、その人もわての事を 君の考えも結局は武士道精神じゃないか! とおちょくっていた。
この様に、日本 中国 朝鮮 の論理は永遠に噛み合う事がない。
そんな裏事情も知らないで日本・中国・朝鮮でアジア共同体をつくるなんて主張しているのは、大東亜戦争やバブル期の頃と同じ様な失敗の繰り返しにしかになるまい!
![](https://8725.teacup.com/9041/img/bbs/0000303M.jpg)