日本風情に興味があるカップルのデートにうってつけ! 日光街道古河宿

2016-10-16 | 【 武州てくてく●散歩小路 】




 わて、とんでもない事を見逃していた!

 古河には中高生の頃に何度か行った事があって大したモノが無いという印象しかなかった。

 だが、今日行ってみたらとても興味深い。

 古河ってのは独特の土地柄で関東で勢力を誇っていた古河公方の本拠地で上杉氏と関東で勢力を競っていた。

 昔は古河藩ってのは武芸が盛んで古河藩は戦争に強いと有名だった。

 
 見どころは沢山。



古河歴史博物館
鷹見泉石関係資料や古河城模型などを展示する。

古河文学館
永井路子旧宅(古河文学館の別館)

鷹見泉石記念館
国宝となっている渡辺崋山筆の肖像で知られ、著名な蘭学者で古河藩家老だった鷹見泉石の旧邸を整備した施設である。泉石の遺品は隣接する古河歴史博物館に収蔵されている。

篆刻美術館
日本で唯一の篆刻(てんこく)の美術館である。

古河街角美術館



 古風な日本風情に興味があるカップルには絶好のデートスポット!


 うなぎ屋やすし屋やお好み焼き屋などもあるので食事にも事欠かない!

 
 わて、恋人がいたら古河でデートしたい。

 関東圏内だったら日帰りで行ける。

 お金も時間もそれ程かからない!

 興味が無い人も是非一度訪れる事をお勧めします!

 建築様式もベトナムみたいな大陸系亜細亜みたいな雰囲気を堪能できます。



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武州てくてく散歩小路 日光御成道と日光道中を歩く

2016-10-15 | 【 武州てくてく●散歩小路 】



 今日日光御成道と日光道中を歩いてきた。


 東岩槻駅から東武動物公園駅まで日光御成道を歩いていって、日光道中を歩いて春日部駅まで歩いた。


 途中で慈恩寺に寄った。

 玄奘三蔵霊骨塔ってのがあった。

 玄奘の骨を持ってきたっていうんだけど相当眉唾モノの話だな。

 中国人の話ってのは・・・

 中国風の家屋がある。



 東武動物公園へと向かっていき東武動物公園駅を越えて杉戸宿に着く。

 その後は日光道中を上っていく。

 
 ラーメンと餃子の宝来という店で昼ごはんを食べる。

 ラーメンセットを850円。

 大作桃うという漢学者の生家がある。


 ここいら辺は旧街道の名残も殆ど見られずつまらない思いをした。



 

武州てくてく散歩小路 関東のカンボジア・日光道中栗橋宿

2016-10-11 | 【 武州てくてく●散歩小路 】



 関東圏内でカンボジアの雰囲気を味わいたいと思うなら栗橋宿に行ってみる事をお勧めします。


 わて、栗橋には行った事はあるんだけど、栗橋駅と栗橋宿には生まれて初めて行った。


 初めて行ってみて驚いた。

 静御前の墓だとか訳の分からんものがあって、わての小学生の頃の日本が見つかった!

 まさに寅さんの映画の世界・・・


 栗橋宿ってのは、今じゃ殆ど商店街も閉店していて車の通りも少ない。

 雰囲気は日本のカンボジアって感じ・・・

 夜中にライトアップしているらしいんだけど、こんな人通りの少ない所でライトアップも何もないじゃろ・・・


 日本政府は日光街道や中仙道の宿場町や街道の家屋の町並みを国家保護した方がいいと思う。


 こういった江戸時代の文化遺産もドンドン消失していっているからな・・・


 皆、こういった街道や宿場町に遊びに行ってお金を落としていってほしい・・・


 こういった日本風情のある街並みが失われていったら寂しいし、日本の損失になるからね。





 

 「き」はながく・・・

2016-10-09 | 【 かたりべ 】



 「き」はながく「こころ」はまるく「はら」はたてず「くち」つつしめば「いのち」ながし

武州てくてく散歩小路 茶沢通りを散策する 

2016-10-09 | 【 武州てくてく●散歩小路 】



 三軒茶屋駅から下北沢駅までは茶沢通りで一本で歩いて行ける。

 とても都会風の御洒落な店が沢山みられる。

 若い頃からたまに散策していたので、この界隈を歩いて行くと若い頃からの想い出が走馬灯のように甦ってくる。


 そういや専門学校生の頃、授業をさぼってこの辺りをフラフラふらついていたものだ。

 ある時、おばさんから声をかけられてコーヒーの缶に関するアンケートを求められた。

 ビルの二階に上がって、色々な色とデザインのコーヒーの缶について意見を求められた。


 10分くらい答えると500円分の図書券をもらえた。

 下北周辺も昔と随分変わってしまったな・・・


 随分とお洒落な店が増えた。

 昔は駅の周辺一角しか商店街が無かったような気がする。






 わての超一押し本  叛乱者グラフィティ   宮崎 学 (著)

2016-10-08 | [ てらこや 書籍庵 ]





https://www.amazon.co.jp/%E5%8F%9B%E4%B9%B1%E8%80%85%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%86%E3%82%A3-%E5%AE%AE%E5%B4%8E-%E5%AD%A6/dp/4022576502  


 
 わて、宮崎学さんの著作からは色々と大事な事を学ばさせて頂いた。

 この本は超一押しの書物です。


 この一冊で何百冊位の重要な内容が集約されていて、学生運動の歴史的な因果関係を追体験して学ぶ事ができます。

 
 この本は自ら学生運動の闘士として参画していた宮崎学さんが数十年を経て、かつての戦友や敵たちと存分に語り合い、時代の真実を描き出していった名著。



 この書物には日本式政治活動家・理論的指導者の陥りやすい典型的な失敗パターンを読み取る事ができます。




 
 この書物のエッセンスをわてなりに解釈して簡潔にまとめると次のようになります。


 政治活動のリーダーや理論的指導者は活動に行き詰ってくると、場当たり的な事を言って行き詰りを誤魔化し打開しようとするようになってくる。



 当時の学生運動は現実を無視した観念論に走っていった。


 その派閥の中でそういう方向性に対して肯定的な人々が主導権を握るようになってくる。

 そしてそういった方向性に対して懐疑的な人は派閥の中ではじかれてしまう。
 
 そして派閥は敵や異端分子を作り想定する事によって組織の安定や団結を図ろうとする。


 派閥の中で精神的高揚感が出てきて皆でそうした方向に突っ走って行ってしまう・・・

 

 当時の学生運動の理論的指導者であった塩見は活動に行き詰って行って二つの打開案を提示した。


 一つは戦闘によって打開する。

 もう一つは海外に拠点を作る。


  
 その派閥の中で二つの打開案の土台の上で差異化に走って次第に先鋭化していったのが、日本赤軍と重信房子だったという・・・


 戦闘によって打開するという塩見の路線で先鋭化していったのが日本赤軍。

 海外に拠点を作るという塩見の路線で先鋭化していったのが重信房子。

しかも、当時を実際に体験した人は闘う姿がカッコよくて女性にもてるといった風潮だったという。


宮崎学さんはそういった路線にはさすがに批判的だったという。

 宮崎学さん自身が人生で二度精神的高揚感によって突っ走って人生がおかしくなってしまったという・・・


 一つは学生運動でもう一つはバブルの不動産転がしで・・・



 だが、こういった現象は宮崎学さんや学生運動ばかりでなく、日本型集団の典型的な失敗パターンとダブってくるではないか・・・



 
 この書物から学び取れる結論らしきものは・・・


 日本社会の風潮・潮流は常に疑ってかかる必要がある。

 土台自体が間違っている事が多いからだ。

 現実から離れた観念論に走ってはなるまい。

 観念論や派閥に頼らずにあくまで現実の実態を詳細に調査した上で個人で判断を下さなければならない。

 常に現実を見ろ!

 現実を無視した誤った観念論の土台の上で派閥の中で競争し先鋭化していくと人生全般を台無しにしてしまう!