昔はコンサートホールの音響を基準にしていた

2025-01-20 | 【 神楽●寄席 】

 

 最近の音楽の音質・奥行き感がかつてに比べて遥かに劣ってしまったのは、昔はコンサートホールの音響を基準にしていたんだよね。

 

 コンサートホールで色んな楽器を実際に演奏してみて、最後部の席にまで全ての楽器がきちんと聴こえているかまで丁寧にチェックしていたんだ。

 

 それゆえ奥行きと立体感が感じられたんだ。

 

 今ではスマホでユーチューブをイヤホンで聴く事だけを想定するようになってしまった。

 

 それで平面的・表面的な音質になってしまった。

 DTMなどでデジタル化されてアナログの持つ本来の味わいが無くなってしまったんだ。

 

  かつてのディスコで踊れる様なダンサンブルな曲も少なくなってしまった。

 

 それで最近の音楽より、昔の音楽の方がずっと良かったという逆転現象が起こてしまったんだ。

 

 


 創作のアイディア・インスピレーション

2025-01-14 | 【 神楽●寄席 】

 

 イギリスのメディアがマイケルジャクソンの邸宅に赴いて色々インタヴューした映像があった。

 ジャーナリストがマイケルに「 創作のアイディアはどこから得ているんですか? 」と質問した。

 マイケルは「 From  above ( 天から降ってくるのさ )! 」と答えた。

 

 スティーヴ・ヴァイはある時「 イミテイターという批判もありますが?! 」と尋ねられた。

 スティーヴは「 真実と向き合おう。 俺の演っている事で本当にオリジナルといえる要素は殆どない。 」と答えた。

 

 

 スティービー・ワンダーは「 曲を作る時に、聴衆がどう感じるか? なんて一々気にしていたら気が狂っちゃうよ。 」と言っていた。

 

 


 クインシー・ジョーンズ氏 死去

2024-11-05 | 【 神楽●寄席 】

 

 マイケル・ジャクソンなどのプロデュースを手掛けられたクインシー・ジョーンズ氏が亡くなられたそうです。

 

 氏がカヴァーした ハービー・ハンコック作曲の  tell me a bedtime  story という曲は人類音楽史上の最高到達点のひとつであられました。

 

 この曲を聴くと、自らの思想の極限地へと向かう気力が沸き起こってきます。

 

 氏が人類に残されたメッセージには、途方もないモノがあります。

 

 わてはそれ程熱心なファンという訳ではありませんでしたが、若い頃から、氏の音楽を聴いて未来への活力源として生きてきました。

 

 謹んでご冥福をお祈り申しあげます。

 

 

 

 


 楽曲で一流とその他を隔てる決定的な要素

2024-11-05 | 【 神楽●寄席 】

 

 不朽の名曲とはどういった曲か?

 

 一般的にはメロディー  歌詞  歌  である。

 

 これは当たり前の事である。 最低条件である。

 

 所が、超一流とその他を隔てる決定的な要素がある。

 

 それはベースである。

 

 不朽の名曲は例外なく優れたベーシストが縁の下の力持ちとなっていたのであったのである!!!

 

  


 ロックンロール  

2024-10-18 | 【 神楽●寄席 】

 

 60年代に起ったロックンロールという音楽のジャンルは80年代では絶対的に確立された不朽のジャンルとなっていった。

 ロックンロールはエレキギターの出現で発展していった新しいジャンルだった。

 

 アコースティックギターやクラッシクギターと違って音が伸び、よりストレイトで攻撃的な表現がきるようになり、ギターの表現領域が飛躍的に拡大し新しい奏法も次々と開発されていった。

 

 それと共にロックンロール特有のファッション、粋がった言葉遣い、生き様などが確立されていき、若い世代の人生観・ライフスタイル・美意識などにも広範な影響を与えていくようになっていった。

 

 あの頃の西側自由主義諸国でロックンロールの影響を多かれ少なかれ受けなかった若者は恐らく一人もいなかったんじゃないか?!

 

 旧ソ連ではロックンロールの流入を禁止にしていた。

 

 大人社会やマジョリティに反発し、自分の筋や信念を貫く生き様もロックンロール的な生き方と言われるようになった。

 

 破滅型ロックンローラーを美化・賛美し、恋愛感情を持つような女性達も沢山現れた。

 

 実はロックンロールにはアレイスタークロウリーの反キリスト教的な思想の影響が根底にあったのである。

 

 エレキギターとロックンロールが台頭してきた頃、母親達はロックンロールにかぶれると悪魔になるだとか、エレキを演奏すると不良になるだとかいって嫌うようになっていった。

 

 

 80年代末期になってくると ロックンロールは死んだ などと言われ始めるようになってきた。

 

 ロックのフレーズは出尽くしたなどとも言われ始めてきた。

 

 90年代になってくると、70 80年代の破滅型ロックンローラーの反省から脱力系のロックンロールが出始めてきた。

 

 又、ロックンロールというジャンルの中でも様々なマイナージャンルが表れてきて細分化が始まっていった。

 

 ロックンロールが音楽の主流の座から引きずり降ろされたのはやはりヒップホップの台頭が決定的だった。

 

 2000年代になると若い人達、特に若い女性は最早ロックを聴かないとまで言われるようになってしまった。

 

 Youtube で往年のロックンロールの不朽の名作が次々と復活し、若い人々もロックンロールを再評価するようになってきたのである・・・

 

 血液型ではA型やO型の女性はロックンローラーや一匹狼みたいな男性に恋愛感情を持ちやすいと言われている。

 

 自分にない要素に魅力を感じるらしい。

 

 あるA型女性にその事を尋ねてみると「 魅力は感じるけど、理性で押さえつけちゃう 」と言っていた。

 


 ヒップホップ クラブカルチャー の衰退

2024-10-18 | 【 神楽●寄席 】

 

 いやあ、ヒップホップ・クラブカルチャーがここまで衰退するとは90年代には誰一人想像していなかった。

 

 90年代にはノストラダムスの予言で人類が滅亡すると言われていた。

 予言と無関係 いやむしろ反比例的にディスコ クラブでは刹那的享楽的な若者達が集まって異様な盛り上がり方をしていた。

 

 人類が滅ぶとしても俺達はその日まで音楽をかけて踊ってりゃいい。

 

 みたいな漠然とした仲間意識 連帯感があって空前の盛り上がり方をしていた。

 

 98年位は、故石原都知事が風店法改正などで歌舞伎町のクラブの深夜営業を取り締まろうとしていた。

 クラブ界隈の人々は あの石原の野郎! みたいに呪詛していた。

 

 その当時石原都知事が歌舞伎町界隈のチャイナマフィアと闘っていた事はずっと後にネットで知った。

 

 そのヒップホップ クラブカルチャーも今や風前の灯となってしまった。

 

 2000年代、ラッパーは美人にもてるなどとも言われていた。

 今やラッパーの需要は世の中から殆どなくなってしまった。

 

  六本木に沢山あったディスコも今は殆ど消えてしまった。

 

    悲しいな・・・

 


 何だかんだ言って坂本龍一さんは好きだったな…

2023-12-22 | 【 神楽●寄席 】

 

坂本さんの学歴もステージ上での圧倒的な演奏力や作曲力も芸術至上主義的なところも精神的歓喜も馬鹿げた所も晩節を汚した点も、何だかんだ言ってわては坂本さんが好きだったな…

 

 


 カートの受けた衝撃と粉々に砕けたハート

2023-12-22 | 【 神楽●寄席 】

 

 ニルヴァーナのカート・コバーンは高校に居た頃、こんな授業があったという。

 

 歴史の授業で、先生が人種差別的な歴史観を教えていた。

 カートは「 高校の教師とあろう者が、あんなデタラメな歴史観を生徒に教えていやがる! 」と憤り、いつもどうやってその先生を殺してやろうか? とばかり考えていたという。

 

 所が更に驚いた事には、周囲の学生達がそんなデタラメな学説を有難がって拝聴し鵜呑みにしていた事に尚更ショックを受けたという!

 

 カートはそういった優等生やインテリに対して反発を感じていった。

 他にもセンスの悪い体育会系のマッチョな学生達にも反発を感じていった。

 カートはクラスでは他の学生達から孤立し排斥疎外されている様に感じていた。

 

 カートは音楽のメジャー・シーンを騒がせている音楽やラジオでかかっている様な音楽を軽蔑し、反発して「 俺はあんな奴らとは違う! 」という意気込みで音楽を作っていった。

 

 だが、音楽で成功していざ蓋を開けてみると、自分の音楽がメジャーの中心に居て、ラジオでかかるようになっていた。

 

 自分のショーには以前軽蔑して反発を感じていた様なインテリ優等生や体育会系マッチョが沢山来て騒いでいた!

 

 もともと悪ガキの様に純情で、ガラスの様に繊細で敏感なカートがそういった状況に対して、どれ程衝撃を受けて傷ついたかは想像に難くない。

 

 


 スガシカオ的世界観が通用しなくなっている…

2023-12-21 | 【 神楽●寄席 】

 

 スガシカオ的世界観の

「 道ですれ違ったキミ、電車で目の前に座っているキミとも音楽で繋がれるかもしれない… 」

 

 というノリが最早現実にはどこにも通用しなくなっている世の中が悲しい…

 

 現在では、他人と和解 和合するという場面が殆どなくなってしまった…

 

 2010年代にはかろうじて残されていた感じはする。

 

 夫婦、男女、親子でも些細な事でいがみ合いにしかならない。

 

 人々をまとめようとする音楽やスピリチュアルでさえ、マウントの取り合いや争い事の種にしかならない世の中…

 

 悲しいな…

 


 昔のディスコ

2023-11-26 | 【 神楽●寄席 】

 

 90年代のディスコとかクラブに来る女性は男まさりな格好いい感じの女性が多かったね。

 

 男性的な女性が多くて女性的な女性は少なかった。

 

 


 坂本龍一さんから学んだ最大の遺訓

2023-07-04 | 【 神楽●寄席 】

 

 わてが坂本龍一さんから学んだ最大の遺訓を簡潔にまとめてみるとこういう事になる。

 

 ⚫ 精神的歓喜へと至る為には、長期的訓練や様々な制約を経て、肉体的苦痛や精神的苦悩に耐え、人間関係の確執や思想的な紆余曲折や変遷をも幾度となく経験しなければならない。

 

 不朽の名作を完成させる為には、芸術家には自己犠牲の精神が必要である。

 

 つまりは 精神的歓喜や芸術の完成の為ならどんな苦労や自己犠牲や迂回をも厭うな といったような逆説であった。

 

 中学校の数学の先生が 楽をする為にはどんな苦労をも厭わないのが数学だ と教えてくれたんだけど、それと同様の事を音楽創作生活の分野で示して下さったのが、坂本さんだった。

 

 また坂本龍一さんは音楽の実験用のモルモットみたいな存在でもあった。

 

 坂本さんは色んなミュージシャンとコラボを組んだり、色んなジャンルに実験的に挑戦して行った実験データをも残して下さった。

 

 ただ、晩年の坂本さんは芸術の分野では完成を得られたものの、私生活も人間関係も崩壊 破綻してしまっていた様だな…

 

 


 理論型と直感 感覚型

2023-05-20 | 【 神楽●寄席 】

 

 人間の情報のインプットとアウトプットは、理論型と直感 感覚型に分かれるそうな。

  2×2で4種類

 

 理論型は学者や官僚みたいなタイプ

 直感 感覚型は芸術家みたいなタイプ

 

  わてはテストでインプットもアウトプットも直感 感覚型だった。

 

  音楽でも 理論型と直感型にわけられる。

 坂本龍一さんみたいに楽譜も楽理もバリバリな人は理論型。

 

 楽譜や楽理より鼻歌みたいな人は直感型。

 

 


 YMOをヤンキー向けにしたのが電気グルーヴ

2023-05-17 | 【 神楽●寄席 】

 

 電気グルーヴの人たちは、YMOは演奏している方もファンもヲタク系みたいなのが多かった。

 

  そこでYMOがやっていた事をヤンキー系のファンと楽しんだ方が面白いんじゃないかというコンセプトでやってみたのが電気グルーヴだったという。

 

 

 

 

 


 ミュージシャンの分類法

2023-05-17 | 【 神楽●寄席 】

 

 ミュージシャンの分類法にも色々あるけど、ある人の分類法によると、

 

 おおざっぱに分けて、ワイルド系かヲタク系というもの。

 

  ワイルド系というのは、開放的でサービス精神旺盛なタイプ。

  ヲタク系というのは、内向的で自己満足をめざしていくタイプ。

 

  中国の分類法では、偶像派と実力派という分類法もある。

 

  偶像派とは見た目重視。

  実力派とは音楽性や演奏力重視。

 

 ミュージシャンとファンはまさに類は友を呼ぶの関係。

 

  わてが子供の頃には、クラシック至上主義みたいな考え方が強い時代だった。

 

 音大や芸大などで、クラシックじゃなければ、本当の音楽とは言えない みたいな考え方。

 

 最近では一部の世界を除いては殆ど聞かれなくなってしまった考え方だ。

 

 今はクラシック全般が衰退しているらしいな。

 

 


 音楽をやる前に世界を見ておきたい

2023-04-22 | 【 神楽●寄席 】

 

 

 20年近く前、インドのコルカタのホテルマリアのドミにいたとき、音楽系の人がいた。

 

 彼はこう語った。

 

 音楽をやる前に世界を見ておきたい…

 

 面白い考え方だなと感心した。