伝統大衆芸能が庶民の生活を支えてきてくれたのぢゃ!

2021-05-03 | コエドロジー 【こえど町人文化●共栄会】

 

 歳をとってくると嗜好が、江戸・大正・昭和の頃の一般庶民向けの伝統芸能・歌謡曲に戻ってくる。

 

 そういえばわての母方のお爺さんはわてが旧家に遊びに行く度に、笑点・相撲・納豆などの日本の伝統文化を楽しんでいたのを思い出す。

 

 まだ、ボットン便所の肥溜めだとか竈でご飯を炊いていたりしていた頃ぢゃ。

 

 わてが保育園の頃に預けられていた家には堀炬燵があって、床が深く掘られていて炬燵みたいになっていた。

 

 日本の大衆芸能は欧米の娯楽とは一味違った味がある。

 日本の大衆芸能には昭和の頃の場末感がある。

 欧米文明・欧米思想にそれほどは毒されていなかった頃の日本。

 

 地元の商店会のおばちゃんが経営しているパーマ屋だとか総菜屋などがあった頃だ。

 

 人生の浮き沈みなどの哀愁・悲哀・涙が感じられる。

 

 カタルシス( 悲劇による精神浄化 )などとよく表現されていた。

 

 今の世の中には体臭や口臭など匂いが殆ど無くなってしまった。

 

 わての若い頃は牛舎などがあって酷い匂いがした。

 日本人も中国人も体臭・口臭が酷い人が沢山おったもんぢゃった。

 

 今は匂いに対するアレルギーが強すぎるね。

 社会から一掃されてしまった。

 

 ゴールデンウィークには、一昔前の日本や中国の大衆芸能や歌謡曲を聞くのが最高の癒し・贅沢ぢゃ!