● 代官山 坂上にある 喫茶にて 君と一緒に カレー食べたい
● ピーマンと トマトの色が あざやかな ピザ・トーストを ほうばる夕食
● 秋祭り 神社の夜店 綿菓子を 君とふたりで ほうばった頃
● 君が今 舐めかけている 飴玉を わての口へと 放り込んでよ
● あの曲の 名前と歌手を 知りたくて 探し続けて 二十年経つ
● この曲も 君と一緒に 楽しむと その悦びも 数十倍する
● 下町を 学校帰り ふらついて 日本情緒を 探し求める
● うぐいすだに 谷中銀座で 清酒買い 谷中霊園 猫をあやした
● 雨上がり 雨が乾いた 匂いして 見上げてみると 三日月でてる
● 風が吹き 君の髪の毛 浮き立って シャンプー香り いい匂いがする
● この星の どこかであの子 過ごしてる
● ホーチミン 大正ロマン ストリート 花瓶や照明 軒を連ねる
● サイゴンの ベトナム風情 商店街 時の流れが 止まったみたい
● グエットーの アオザイ姿が あざやかに わての意識を 染め上げていく
● サイゴンの フランス風の カフェテリア ベトナム産の コーヒーすする
● ホーチミン 旧貨市場で 人夫達 段ボール箱 運び込んでる
● デタンにて ト―フ・バーガー 食べるのが サイゴン旅行の 楽しみなりき
● バンコクの カオサン軸に アホ共が 世界を跨ぎ バカ繰り広げ
● 君とわて タイムマシンで さかのぼり 大正時代の 浪漫生きよう
● 本の上 ページ滲みてる コーヒーも クメール・モード 醸しだしてる
● クマエ風 とてもシュールな レアリズム 亜細亜幻想 神秘世界
● インドシナ 幾何学模様の 万華鏡 見えてくるもの のぞいてみたい
● 香港の 高層ビルが 立ち並び 君とわてとが 映画俳優
● 香港の ネイザン通り 金行の ネオン看板 テカテカ光る
● 南岳に 観音人形 立ち並び 遥か源流 印度を偲ぶ
● 崂山(ラオ・シャン)の 上清宮(シャン・チン・ゴン)の ほそみちを 君と一緒に 歩いてく秋
● 青島の 崂山(ラオ・シャン)脇の 道観で 占いすると 300元なり
● 北京(ベイ・ジン)の 白雲観(バイ・ユン・グアン)の 庭園で 道士が胡弓 奏でているよ
● 鳳凰の 沱江(トゥオ・ジャン)脇の 茶楼にて 湖北少女が 佇んでいる
● 鳳凰の 沱江(トゥオ・ジャン)沿いの 酒吧(ジウ・バ)から Hip Hop が 流れてくるよ
● 蓬莱に 蜃気楼立ち 仙人が 八人ならび 海渡ってく
● 戚継光(チー・ジー・グアン) 倭寇や匈奴 撃退し 無敵将軍 誉れは高し
● 劉邦は 項羽を下し 漢高祖 中原の地に 天下たばねる
● 徽州にて 程氏がそろばん 開発し 東に渡り 日本伝わる
● 昆明の 昙花寺(タンフアスー)の あずまやで 老人たちが 合奏してる
● 紹興の 魯迅学んだ 三味書屋 壁に国画が 掛けられている
● 衡山の 山道途中の 道観で 床に教典 置かれていたな
● 大連の 中心にある 酒吧(ジウ・バ)には 潮の香りが 漂って来る
● 大連の 星海公園 辿り着き ギター片手に 歌歌う午後
● 大連の 労働公園 琵琶弾くと 中国人達 聴きいってたよ
● 旅順にて 日露戦争 回想し 戦争虚しさ 実感しけり
● 紫荊山 迪厅があり 踊ったが 再訪した時 無くて寂しき
● 太原の 中国城の 元旦に パーティーがあり 朝まで踊る
● 晋祠(ジン・ツー)で ガイドのおばさん 口論し こうして覚えた 中国語なり
● 泉州の モスク脇から 道伸びて ファッション街が 開けてくるね
● 泉州の 老子の像を 見た後に 米センすすり 一息ついた
● 六盤水 安宿客引き 女の子 帰りは駅まで 送ってくれた
● 貴州の 仙人洞の 地獄洞 支那人達と 歩いて回る
● 曇曜が 雲崗石窟 掘り始め 完成まもなく この世を去った
● 平遥の 城壁下に 店並び 山西商人 富蓄えし
● 中甸(ヂョン・ディエン)の 碧塔海(ビタハイ)ほとり 馬乗って 広東女性が 卵を呉れた
● 中甸(ヂョン・ディエン)の チベット風の カフェテリア ネットが既に 設置されてた
( この頃はまだ普及していなかった・・・ )
● 中甸(ヂョン・ディエン)の 松賛林寺 見てみたが テンション低く ガッカリしたよ
● 下関(シア・グアン)の 地下道にある 迪厅は 風狂之夜 かかっていたな
● 大理にて 洱海(アル・ハイ)の中 島があり 観音様が 祭られている
● 亜聖(ヤーシェン 孟子の事)が 祭られている 廟脇で 文革グッズ 売られているよ
● 北京(ベイジン)の 報国寺には 広場あり 骨董市場 開かれている
● 邵阳(シャオヤン)の 煤(スス)に塗(まみ)れた 街並みは 文革時代 戻るみたいさ
(現在、邵阳は近代化されてしまった・・・)
● 麗江(リージャン)で 大研古城 伝統の 古典音楽 鑑賞をする
● 黄山の 老街(ラオ・ジエ)行くと 商店で 漢方薬が 売られているよ
● 天津は 天后宮が 先にでき 後に街並み できた都市なり
( 先有天后宮,後有天津城 )
● 太原は 大平原が 語源なり 内蒙古から 黄砂飛び交う
● 貴陽(グイヤン)の 仙人洞の 周辺は 易占起名 軒を並べる
● 貴陽(グイヤン)の 社交ダンスの 会場で 一人残され くやしかったな
● 上海の 内山書店 サロンにて 金子光晴 魯迅知り合う
● 北京(ベイジン)の イスラム風の 街並みで 清の時代に タイムスリップ
● 北京(ベイジン)の 場末のディスコ 踊り子は 頭は坊主 クルクル踊る
● 虎丘(フーチウ)は ピサの斜塔の 東洋版 風に長年 吹かれ傾く
● 峨眉山(オーメイシャン) 仙逢寺(シェンフォンスー)の 肉片湯(ロウピャンタン) 景色見ながら 食べた想い出
● 峨眉山(オーメイシャン) 下山途中の 山道で 猿の攻撃 傘にてかわす
● 雲海(ユン・ハイ)に 君とぷかぷか うかんでる 峨眉山(オーメイシャン)の 山頂付近
● 台湾の 廟の中には 冥界の 牛頭馬面(ニウトウマーミェン) とてもリアルだ
● 台北の 龍山寺の 堂内は 華陀の彫刻 とても見事さ
● 台中は どこもかしこも 廟だらけ 街中全体 宗教都市なり
● 山西の 刀削麺の 飯店で 粉の塊 刀で飛ばす
● 麻辣湯(マーラータン) 中国版の おでんなり ゴマダレつけて ラー油で食す
● 揚州の 四望亭(スーワンティン)も 現在は ケンタ・マクドに 囲まれている
● 三里屯 ファンキー末吉(すえよし) 店開き 娯楽スポット できていったよ
● 大明寺 日本の奈良の 薬師寺と 伽藍配置が 丸でそっくり
● 藤州(トン・ジョウ)の 墨子暮らした 住居では 赤い石碑が 建てられている
● 中国の 家庭的なる 飯屋にて タマゴチャーハン 食べる喜び
● 秦皇島(チンホァンダオ) 秦始皇帝 自らが 海に入って 薬求めし
● 昆明の 円通寺の 奥行くと タイ様式の 寺院を見れる
● 大連で 路面電車が 北京路(ベイジンルー) 走る道のり まるで民国
● ヴァラナスィーの ガンガー沿いの ガートにて 死を待ち続けてる 老サドゥーなり
● コルカタを 背景にして アレクスの 曲をかければ ヴィデオ・クリップ
● ディワリでの カーリを祭る ステージは ライトに照らされ 妖しく光る
● カラスさん ブタが背中に 乗せたまま 歩く姿は ユーモラスなり
● 洒落ている カフェテリアにて カフェを飲む 20ルピーの 贅沢なりき
● 庶民達 暮らし営む villageは クネクネしてて まるで迷路さ
● バター・ナン バター・マサラと 食べたらば 体の臭いも バタ臭くなる
● カルカッタ どこをとっても 舞台なり 自分が映画 撮ってるみたい
● シーク教 グル・ナーナクの 額縁を 壁にかけてる レストランあり
● 窓の枠 外に眺める ストリート 人々が皆 行ったり来たり
● レストラン 妙に美味しい ダヒの味 インドの牛の 愛がコクなり
● 雨の中 カーリ寺院に 参拝し 山羊の頭を 刎ねるのを見る
● 山羊の血が 床にしたたる 寺院にて カラスが山羊の ハラワタつまむ
● 停電し 蝋燭灯す ストリート インドらしさが 更にひきたつ
● コルカタの プーリとカード 食べながら 村人達の 生活触れる
● コルカタの やさしい風土 肌に合う カラスがやけに 目立つ街角
● ベンガリの 言葉を少し 読み始め 文化風土に 親しみが増す
● 善と悪 共に沢山 積んだけど 善が悪より チョッピリ多い
● その土地の サモサを食べて 見てみると 景色が一味 違って見えた
● 昼時に チャーイを飲んで 一服し チェンナイの街 眺めてみよう
● ヤンゴンの スーリヤ・パゴタ 側にある 中華飯店 メシ食べる午後
● 景洪は シャン民族の 故郷なり 南下して行き タイになりける
● 北部タイ ラーン・ナー王国 存在し 百年前は 別の国なり
● アユタヤの ワット・ヤイチャイ モンコール 塔でタイ人 瞑想してる
● バンコクで 春節迎え ぼんぼりが 辺り一面 飾られている
● バンランプー 玄天上帝 廟の中 京劇表演 開催される
● チェンライの スッキリとした ストリート いつか再び 歩いてみたい
● ノンナンの 天真無垢な よこがおは スコータイ立つ 仏像そのもの
● バンコクの ワット・スタット 周辺で 仏陀のお守り 売られているよ
● チェンライで テレビでムエタイ 見ていたら タイ人達が お金賭けてる
● バンコクの インタラヴィハーン 周囲には 仏教アートが 丸でギャラリー
● メーチャンは 高山地方の 風土なり わてのこころに しっとり滲みる
● メコン河 チベット高原 湧き上がり 亜細亜流れて メコンデルタへ
● 旅先の 孤独の果てに 先人の 味わってきた 苦しみおもふ
● サイゴン(西貢)は 見れば見るほど 似ているな インド・コルカタ バングラ・ダッカ
● 白酒(バイ・ジュウ)に たつのおとしご ヤモリとを 漬けた出汁が 疲れを癒す
● もち米を 発酵させた 中国酒 頭と体 芯まで沁みる
● 下火茶(シア・フオ・チャー) 漢方薬の ジュースなり チョロンの屋台で 売られているよ
● 社会主義 雰囲気が濃い ホーチミン 道の両脇 赤旗並ぶ
● バスの中 トゥトゥイの歌を 聴きながら サイゴンの街 走っていくよ
● アオザイを ベトナム女性 着て歩き 民謡聴こえて 佳境なりける
● ホーチミン 中央にある 公園で 老人たちが 太極拳す
● ベトナムの 道端喫茶で 飲んでたら 土砂降りになり 立ち往生す
● 雨道を 抜けて逃げ入る 路地裏は 葬式してて お経流れる
● 五行廟 着いた頃から 降り始め 十五分程 中を眺める
● ベトナムの 民家の路地の 観音堂 お香漂い 蝋燭灯る
● 玉皇殿 池の中には 亀泳ぎ 子供が見てて 両頬撫でる
● 玉皇殿 お経置かれて 手にとって 内容読むと 因果と輪廻
● 玉皇殿 前の庭園 ベンチあり 人々休み 夕涼みなり
● 中華廟 中の天井 葺き通し 雨になったら 異彩を放つ
● 屋台にて 砂の混じった 飯喰うも 東南亜細亜の 一興なりける
● 香菜の 名前を一つ 覚えると 更に豊かな 食卓になる
● クメールの 甘える様な 歌声は わての意識を トリップさせる
● カンボジア Hip Hop の グラフィティ 書体もやはり クメール調なり
● ぼろ小屋の 階段登る その先は 道教神が 祭られている
● プノンペン ボロビル並ぶ 裏道は 香港映画の 舞台のようさ
● 高棉(クメール)の 可愛い子供 うつむいて 隠す姿が 尚更可愛い
● 民家での 窓枠のそば ケムが立ち 淡い光に 照らされている
● 雨の中 歩く街角 之も又 フェルナンデスの 絵画の如し
● オルッセイ 散歩の前は 閉店で 終わる頃には 開き始める
● シェムリでは 周りの家の 子供みな わてを知ってて 家族みたいさ
● シェムリアプ 川のほとりの 長屋では 猫と子供の 遊園地なり
● 屋台にて 日替り定食 食べてたら 心身既に 東南亜細亜
● 飯の中 虫を見るのが 嫌ならば 東南亜細亜 飯食えないぜ
● プノンペン 南のロシアン マーケット 手工芸品 置物沢山
● 中国風 木造彫刻 手に取ると 一体いつの 時代のモノか
● 太伯の 仙師の廟の お爺さん 毎日何を しているのやら
● 本頭公 祭れる廟の 装飾は アナーキーかつ グロテスクなり
● 毎日に 通る道のり 見上げると これもハマッタ クメール様式
● シェムリアプ 屋台の中は 小宇宙 枠から見える 世界観なり
● 小汚い レッカー車から シャボン玉 舞い上がっては 顔ではじける
● メコン河 大氾濫で 水浸し わての部屋まで 床下浸水