自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

朽ちたダグラムの製作 Part06

2024-01-05 14:33:57 | 模型

今日は珍しくいい天気です。

風もなく、太陽が照っています。

震災や事故が有ったとは思えない穏やかな日です。

 

そんなさなか、「朽ちたダグラム」の製作記事です。

今日は手の指を製作します。

指はキットの大きさで、約3ミリの丸棒状態です。

この写真では右手の指はまだ付いていません。

左の指はキットの開いた手ですが、面倒な方はこのままでも良いかも知れませんが、キットのままではまっすぐに指が伸びていて、何の感情も感じられないので、少し表情を付けたいと思います。

左手は、ある程度地面の土に埋もれた状態にするので、形状があまり分からないかも知れませんが、やるとやらないとではだいぶイメージが変わります。

こだわる方は左右の手を同じ加工をされると良いと思います。

先ず、指の素材として使うのは動力パイプで使用したビニール被服の電線です。

この電線を縦にカッターで切り込み、中の銅線をニッパでカットして取り出します。

ビニールの被服のみ使用するからです。

このビニール被服は指の長さにカットします。

銅線の無くなったビニールの被服に、2ミリのアルミ線を差し込み、瞬間接着剤で固定します。

アルミ線が指の芯になります。

指の関節部分に当る所に切り込みを入れます。

アルミ線が有るので切断できませんが、それでかまいません。

切り込みを入れるだけです。

カッターを当ててコロコロ転がします。

切り込みが一周はいったら、指の形状に曲げてやります。

結構硬いのでペンチの様な物で曲げます。

こんな風に関節部分が隙間が出来てロボットらしくなります。

指の先端は瞬間接着剤をしみ込ませて、ヤスリで丸く削り出します。

ちょっとビニールがささくれ立ちますが、ニッパーでカットして整えます。

キットの手の指部分はカットして、電線で作った指を瞬間接着剤で接着して行きます。

接着してから指の曲がり具合をペンチ等で挟んで曲げてやります。

裏側から見ると、

こんな状態です。

裏側にはビニールの被服が有りませんが、見えないのでこのままで大丈夫です。

指を取り付ける部分に肉厚が無いので1ミリのプラ板を貼付け、それに2ミリの穴を開けて指のアルミ線を差し込み、接着します。

右手も、

同じ加工をします。

右手は特に力が抜けた感じにする為、

小指側を大きく曲げ、人差し指側を軽く曲げます。

そうすると、人間の手の様な自然な曲がり方に見えます。

まだ左手は腕にくっついていませんが、全体のイメージは分かると思います。

ここまでかなり面倒な加工が続きましたが、まだまだ面倒な作業が続きます。

次は、細かいメンテナンスハッチが歪んで開きかけている感じとか、全体のダメージ加工のため、モーターツールで表面を荒らして行きます。

ここからは「こんなにひどい事していいのか?」と、心配になりそうな作業になります。

 

続く!