自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

河童フィギュアの製作 Part7

2024-02-22 15:42:58 | 模型

今日も台風のような天気です。

かなり寒いのですが、今現在、3月3日に開催される「水木しげる生誕祭」に使う妖怪の被り物を作っています。

どんな妖怪かはまだ秘密ですが、今回は大きな菅笠をかぶり、手にあるものを持っています。

それに、かぶった時の覗き穴を工夫しないと前が見えなくなるとても面倒なキャラクターです。

それでもなんとか形になり、覗き穴もなんとか周りが見える状態にしました。

2~3日中に発注主さんにかぶってもらい大きさや視野の関係をチェックしてもらいます。

そんな最中ですが、今日も「河童」の製作記事です。

やっと造形が終わり、細かい部分の修正と色つけです。

銅線の髪の毛を植毛しました。

このままでも良いかと思いましたが、やはり黒に塗装します。

体もグレーで陰影をつけ、筋肉を強調します。

グリーンも濃いグリーンで影を吹き付けます。

髪の毛が黒くなるとイメージが変わってきます。

目をUVレジンで作りました。

目の窪みに赤で塗装をしてから、透明のUVレジンを流し込みます。

しばらくすると気泡が出てくるので爪楊枝で取って、紫外線ライトで硬化させます。

あと、石垣も塗装します。

石一個一個、微妙な色の違いを塗り分けます。

エアーブラシで、大雑把に塗り分けて、乾燥後、エナメルの黒で石の目地を塗ります。

最後にライトグレーで全体をドライブラシして光の当たっている部分を白っぽく強調させます。

その石垣に河童を取り付けると、

こんなイメージになりました。

まだ、河童にはカエルのような模様を書き込みます。

完成まであと少し。

続く!

 


河童フィギュアの製作 Part6

2024-02-21 17:11:10 | 模型

今日も朝から台風の様な天気です。

まだ雪が降らないのが良いのですが、寒いです。

来月の3月7日から「Chukai コムコムスクエア」の作品展が開催の予定なので、それに展示する作品のメイキングをアップしています。

 

という事で、今回展示する「河童」のフィギュアの制作記事です。

前回までに造形がほぼ終わり、今回から塗装に入ります。

先ず石垣の下地塗りです。

スタイロフォームに彫刻して「ウッディー粘土」を盛ってワイヤーブラシで軽く叩き、表面を荒らして有ります。

その表面が完全に乾いたら水性のカラースプレーのライトグレーを吹き付けます。

これを下地にします。

次に、カッパ本体を塗ります。

もう、緑色になってますが、タミヤの水性アクリル塗料をエアーブラシで吹き付け塗装しています。

緑色はダークグリーンや黄色、黒、など複数の色を混ぜた専用の色です。

写真のテーブルは幅が90センチ有りますが、それと同じ位の大きさというのが分かると思います。

重さは軽いのですが、大きいのでやたらと持っている自分自身に手足が引っ掛かりイラつきますが、何とかここまで仕上げました。

これを石垣にあてがってみると、

こんな感じでだんだん迫力が出てきたと思います。

次に頭に髪の毛を植え付けます。

こんなイメージです。

髪の毛自体が銅線なので植え付けた後、自由に形をうねらせることが出来ます。

これからどんどん色を加えて行きます。

続く!


河童フィギュアの製作 Part5

2024-02-20 13:44:56 | 模型

今日は朝から台風のような天気になりました。

まだ二月なのに雪ではなく冷たい雨が降っています。

そんな最中、

来月の3月7日から11日まで米子高島屋5階特設会場で「コムコムスクエア」の作品展が開催されます。

コムコムスクエアはこちらの地元のカルチャースクールで、いろんな事を学ぶことができます。

内容はこちら、

Chukaiコムコムスクエア(コムスク) 学ぶ、遊ぶ、つながる、みんなの広場。米子の街の、カルチャースクール。

私が講師をしているのはこちら、

Chukaiコムコムスクエア(コムスク) 学ぶ、遊ぶ、つながる、みんなの広場。米子の街の、カルチャースクール。

この講座でプラモデルの製作、ジオラマ、フィギュアの製作などを教えています。

このほかに、図面から建築模型を製作することも教えています。

この講座を始めてからまだ1年ですので、生徒さんが3人ほどしかいません。

プラモの製作とジオラマ程度のことしかやってませんが、「初めてエアーブラシを使った!」「初めてフィギュアの塗装をした!」という方でも立派なジオラマが出来上がりましたので、それらを展示します。

それだけでは数が少ないので、私の作品として「河童」と他2点を展示します。

その予告として、河童の製作をアップしています。

 

その河童の製作ですが、体の形状はだいたい出来上がったので、細かい部分の造形です。

まず、足のヒレですが、

このスムーズな足に、アルミ線を植え付けて、

魚の背びれのようなものを作りました。

アルミ線を鋭く尖らせて足に差し込んで接着、その後、アルミ線にティッシュを木工ボンドで接着して、乾燥後、粘土を薄く塗ります。

腕も同じ要領で作ります。

粘土が乾いたらカッターとサンドペーパーで形状を整えます。

背中も最初はこのような棘程度にしてましたが、やはり背びれは大きい方が良いような気がしたので、大型化しました。

腕のヒレもきれいに整えて、

こんな感じです。

どんどん河童のイメージから程遠くなります。

お腹も、

シックスパックならぬテンパックです。

顔も、

もう河童ではありませんね。

完全オリジナルの河童です。

髪の毛を銅線で作り、頭部に接着して、体をペーパーで磨き、サーフェーサー仕上げののちグリーンの塗装に入ります。

色が付くと全く違うイメージになります。

続く!

 

 

 


河童フィギュアの製作 Part4

2024-02-19 09:52:55 | 模型

今日この記事を更新しようとPCを起動して文字を打ち込んでいたら、いきなり画面が細かいモザイクのようになり、フラフィックボードが壊れました。

予備に取っておいたボードと交換して今こうしてブログを更新しています。

焦ったー。

いつも普通に使っているPCが起動しなくなるとものすごく焦りますね。

また、予備のグラフィックボードを仕入れいておかなくては。

 

と言いつつ、「河童」の製作ですが、使用している「ウッディー粘土」はちょっとクセがあり、1度に沢山盛って造形しようとすると、どうしても思うように形にならず、形状をうまく表現できないようです。

柔らかすぎて、ヘラで押さえてもへたってしまい、一部凹ませたいのに、全体が凹んだりします。

なので、少しづつ粘土を盛って乾燥させ、また少し盛って整形しての繰り返しです。

背中の甲羅も、ちょっとボリュームが足りない状態から、

乾燥後、背びれみたいな部分を追加。

右腕ですが、人間の骨格や筋肉の形状を参考にアレンジして造形してます。

かなり細マッチョという感じにしています。

左手は、

こんなふうに城壁の漆喰壁を引っ掻いている感じにしました。

 

右足ですが爪はアルミ線を突き出した状態で削り、尖らせてさらにその上に粘土を盛って形を整えます。

次に頭部の髪の毛の表現ですが、

部分的に束ねて頭部に差し込んで作っています。

毛の素材はいつもの銅線です。

電源コードのビニール被覆を剥がした物を使いました。

レゲエのおじさんぽくしました。

右足も、

こんな感じで細マッチョにしています。

やはり、河童といえば、水の中を高速で泳ぐと言うイメージなので、やはりこいう細マッチョでないと行けません。

アマゾンの半魚人のイメージですね。

全体を見るとこのような、左手でぶら下がった状態です。

右手には武器を持たせるので握り拳になっていますが、手の中に棒が入る穴が作って有ります。

何の武器を持つかは次回に。

続く!

 

 

 


河童フィギュアの製作 Part3

2024-02-17 13:53:07 | 模型

来月、3月7日から始まるコムコムスクエア作品展ですが、これに展示する作品の「河童」の製作をアップしています。

これで3回目ですが、河童の大きさを書いてませんでした。

大きさは、左腕の先から右足の先まで、約80センチほどあります。

なので材料も高価なものは使わず、安価な紙粘土で製作しています。

材料としては、本体に「スタイロフォーム」、表面仕上げに「ウッディー粘土」で造形しています。

ウッディー粘土は安価で手に入りやすいので大量に使っても懐に優しい!

何ぶん大きいので安い材料がありがたい。

大きさが、

足の先から頭まで約60センチほどあります。

実際は片腕を上げているので80センチくらいの大きさになっています。

私がデザインして原寸大に描いたスケッチをもとにスタイロフォームを切り出して形を整えます。

それに「ウッディー粘土」を塗って表面仕上げしますが、体の骨格や筋肉等のバランスを考えながら造形してゆきます。

背中にはちゃんと甲羅もあります。

手や足には、

水かきもあります。

あと、水性動物っぽいエラや水かきを作り、架空の河童を造形してゆきます。

使用しているウッディー粘土は、ちょっと癖があるので、いきなりたくさん盛って整形すると上手く行かないので、すこしずつ盛って乾かして行くのがベストのようです。

安価な粘土ですが、扱いにはちょっとコツが必要です。

少しずつ盛って乾かして修正しての繰り返しで造形します。

少しずつ形にして行きます。

続く!