eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

アンプ、SP廃棄処分

2010年09月14日 | eつれづれ
ケンウッドのオーディオビデオ レシーバーアンプ(100W+100W)時代遅れとなった為、廃棄処分とする。

アンプ裏面の端子。

昭和40年代の山水、格子が全面にあるスピーカパネルで当時は人気があった。
BOXバラバラ格子だけ記念に残す。

山水のエンブレム。

15日20時頃~16日10時40分頃まで、システムの不具合により
一部ブラウザで正常に投稿できなくなっておりました。
現在はこの不具合を修正させていただいております。
今回の件についてご不便・ご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
今後ともteacup.をよろしくお願い申し上げます。


高圧感電考察...余計な事はしないのが鉄則

2010年09月14日 | eつれづれ
仮に人間の静電容量1000ピコ、体の接触抵抗2kΩ(皮膚以外は500Ωと言われている)で6.6kVにスバリ感電した時に9V例までに電圧降下する時間は1.2E-08秒となり、過電流継電器の瞬時時間など話しにならない位、早い様だ。これはコンデンサに溜まった電荷が無くなる時間なので人間の体の例1000ピコFは、静電容量無しの状態と同じ。
2kΩの抵抗だけのファクターとなり、早く自動開放、遮断(PAS、VCB等)とならないと、ヘタすると人間、燃え出し炭状態となる。それにしてもPAS時間の設定0.2秒(低圧の漏電ブレーカも含み)は、感電した人間にとってはナント長い時間となるが対象は主に人でなく機器の漏電なのでショウガナイか。

PAS漏電検知し開放、ショックで体離れる...失神して倒れても火傷程度で条件が良ければ助かる。しかし電気が入流、出たところの皮膚細胞は壊死し再生しない??、後で後遺症出てくる可能性があるので要注意となる。もっとも当方も66kVの反対線、停電時の誘導電位にて感電した時は皮の手袋にピンホール有り、皮膚も黒点発生(記憶薄い)、その後、特に何ともない...。

こちら人間対象の安全ブレーカELB実測遮断時間は0.03秒で30mA感度で実際は23mA程度で動作する。

何れにしても充電部分には近づかない事が大事で五感六巻、ヘボ感、経験でクリアするのが一番との結論。
ネットより引用:
人間の抵抗値は...
人体の抵抗には、体内抵抗と皮膚の部分における抵抗の2種類があります。
体内抵抗は150~500Ωと推定され、皮膚の部分の抵抗は乾湿・電極に対する接触面積の大小などにより著しく変化します。
人体の抵抗は人によりかなり違いがありますが一例を挙げれば、2本の金属棒を左右の手で各々1本ずつ握った場合、その間の抵抗は手の乾いているときで5000Ω、手の濡れているときで2000Ω程度です。これは15V前後の50/60Hzの商用周波数の交流を通じた場合の抵抗であり、直流の場合には、この約3倍くらいの値になります。なお、電圧が高くなると人体の抵抗は低くなる傾向があります。
感電時間は...
感電の通電時間は、たとえ1秒、2秒の程度でも危険です。1秒間は人間にとっては一瞬時ですが電気的に考えれば長い時間であることを忘れてはいけません。
また10kV以上の高電圧に誤って接触した場合、接触と同時に跳ね飛ばされる傾向があり火傷は負っても体内通電は全くの一瞬時で助かった例もあります。
3kV級の高電圧では荷電部分に接触の瞬間、跳ね飛ばされず、むしろ引き付けられる傾向があるので3kV級の感電被害が比較的多い結果となっているようです。
通電時間が長くなるとジュール熱その他の原因により組織の体温が上昇して、生活機能を失い他の障害がない場合でも高温症を起こして死亡します。
しかし、通例はこの高温症を起こす前に呼吸障害あるいは心臓障害を起こします。

ウソ八百か、素人向けのブログUPも結構、時間がかかる...土方電気ヤでした。

感電事故があった為、お上へ事故報告書提出した表紙...提出者は会社等の社長名にて提出するが、他の事故詳細、経過、対応、対策他は電気主任技術者(電気管理技術者)が記載する。この例は電気設備担当者が不用意にキュービクルを開け、充電部に接触感電(2ヶ所の入出流痕)、ショックで後ろ側に倒れ失神、PAS動作、発見者が救急車を呼んで入院加療5日の人身事故。たまたま、その程度で助かったがPAS動作で停電したのが幸い、素手でも乾燥していたのが良かったのか...それとも心臓近くで無く感電したのが良かったのか。(頭部より右手に抜けた痕跡)過度のメンテも程ほどに古い設備なら心配も有るが24H絶縁監視装置、付けて隔月の2ヶ月チラミ点検で十分な時代。君子危うきに近寄らずの例えで見るだけの点検、ヘタに余計な事はしないのが鉄則。

ネットの検索では人間の静電容量は100~200pFとあるので今後、エクセル入力は、この数値で統一します。

人間に2000V帯電している状態で電子部品に触った場合、パチッなんと一瞬2kWの電力が発生した計算。ICも、これでは破壊されるとある。