ブロンコビリーがバイト撮影問題を起こした足立梅島店を閉店
今月6日に男性アルバイト店員がキッチンの冷凍庫内で自分の写真を撮ってツイッターに掲載し騒ぎになったステーキレストラン「ブロンコビリー」(名古屋市名東区)は12日、問題を起こした東京都内の足立梅島店を閉店することを決め、発表した。
またすでに解雇したこのアルバイト店員に対して、損害賠償を請求することも検討に入った。
同社では6日から一時閉店。「悪ふざけした」と電話で謝罪した当該アルバイト店員を解雇。さらに従業員の再教育などして、営業再開に備えてきたが、「お取引先様等のご支援をいただきながら、この使命の実現に取り組み続けている全社・全従業員の努力に反した責任は重く、当該店舗がこのまま営業再開することは許されない」と判断。12日に開いた臨時取締役会で、閉店を決めた。
このところ、店員が勤務先店舗の中で自分の写真を撮影して、ネットに掲載する問題が相次いでいる。
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「悪ふざけ」では済まない、閉店では将来に渡る営業損失もろもろ数億円は、くだらないだろう。損害賠償請求するにもバイトでは一生、タダ働きでも返せない、どうするのか。親共々、自己破産か。ばかは死ななきゃ直らない...の格言通りの様だ。
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続発するバイト悪ふざけ 賠償請求はムダ骨
アルバイト店員によるふざけた画像がネットに投稿され、店側が謝罪するケースが後を絶たない。「バカなアルバイトには損害賠償請求しろ」という声が、あちこちからあがっているが、そう簡単ではないようだ。
ステーキハウス「ブロンコビリー」足立梅島店では、男性アルバイトが5日に店内の冷蔵庫に入り込んでいる写真を〈バイトなう〉というコメント付きでツイッターに投稿。すぐさま“炎上”状態になり、同社は6日に謝罪した。アルバイトはすでに解雇したという。
同店は足立区役所すぐそばという好立地。グルメサイトでは「お肉もうまいが米もうまい」と評判だったが、今回の騒動で営業収入は台無しだ。本社(名古屋市)担当者は「損害賠償請求を考えている」と、こう続けた。
「足立梅島店は店内の消毒と従業員の再教育のため、6日から現在まで休業中です。その間見込まれる営業収入と、他のアルバイトの給料などを補償するよう、解雇したアルバイトに求めることになるでしょう」
しかし、専門家の見方は厳しい。
「食品に異物が混入されるなどの不法行為で店が営業できなくなったり在庫破棄になった場合は明らかな損害ですが冷蔵庫に入っただけでは損害と認められにくい。冷蔵庫の中の食品を破棄したのも、企業イメージを考慮した自主破棄です。休業分の営業補償も難しいでしょう。客が店内で暴れて営業が困難になったわけでもなく、店側の自主閉店だからです」(篠原総合法律事務所の篠原一廣弁護士)
ローソン高知鴨部店では6月18日、アルバイトがアイスの冷凍庫に入った写真をネットに投稿し「不潔だ」などと炎上。同店は本部からフランチャイズ契約を打ち切られた。実の息子による仕業とはいえオーナーはたまったもんじゃない。この場合はどうなのか。
「これも簡単ではありません。オーナーとアルバイトとの契約に〈アルバイトによる行為で本部との信頼が損なわれFC契約が打ち切られた場合、法的手段に訴えられる〉という類いの条項が含まれていれば、損害と認められる可能性はありますが……」(篠原弁護士)
非常識なアルバイトに振り回されてばかりの店やオーナーが気の毒だ。