
ヘビ侵入云々でPAS地絡動作...この時も絶縁抵抗値はレッド表示(1.40~3.42MΩ)。
持ち帰って交流耐圧試験時は何故か問題無く終了。
再度、交流耐圧試験のため高圧絶縁抵抗測定したら又、レッド表示の3.57MΩ。
このまま交流耐圧試験10,350V.10分間印加を実施する。

撤去した計器用変圧器(PT)の交流耐圧試験。

検電器で印加電圧確認。

交流耐圧試験器の各メーターの変動は無くデータロガーの二次側充電電流グラフ表示は変動キック有り。

交流耐圧試験の終了後、高圧絶縁抵抗測定した結果は4000MΩと復活した。
何故、10,350V.10分間印加で絶縁不良が解消されるのか??。

この時の二次側充電電流は0.83mA、撤去した計器用変圧器(PT)の静電容量は0.00025μF(250pF)でIo=合成電流0.83mAとなる。
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交流耐圧試験10,350V.10分間印加のスポット時間だけで合否の判定はアテに成らない様だ。
高圧絶縁抵抗測定でNG数値が出た場合、不良の判断で直ぐに交換が原則...何時かは再発すると考えれば良い。
教科書には無い、絶縁の回復シナリオ?...何を信用して合否判断...こんな現象もあるモンダ。
尚、撤去した計器用変圧器(PT)は屋外に放置していた...直近の降雨で湿った状態。
(撤去する前は当然、真夏日そしてキュービクル内なので湿気は関係無し、しかし絶縁抵抗はレッド表示の1.40~3.42MΩ)。

ネットよりコピペした判定基準。