何カ所も燃えだした制御用多芯ケーブル。
ボックス内のアース線も被覆無くなった。
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某、契約以外の事業所より電線より臭いがして燃えだした電話...よくよく話を聞いたら溶接業者がエンジンウェルダーで機械の溶接をしていた。
マイナス電極は直ぐ近くの機械足場から溶接、どうもプロなのにマイナスの圧接が弱く戻りのアース電流が制御線のアース線に分流した様だ。
直流溶接、低電圧なればガッチリクランプしないと接触不良をおこしバチバチとなる。
取りあえず焼損したケーブルの入替工事をするしか無いが、ほかの制御機器に波及していないか問題だ。シーケンサ本体、プログラム破損、タッチパネル本体、画面データ、サーボシステム、エンコーダ...まともに動かないならメーカー対応しか無い。
ちなみに制御線の1本をアース線にしてはNG、別途3.5sq程度の緑線を布設すること。
漏電メールは着信しなかった話で、不思議と思ったが低圧200Vから取り出したので無くエンジンウェルダーから...納得。
いまはブレーカオンで大元の漏電ブレーカ遮断する。
この事例の教訓はアース線は単独線として事故電流に耐えられる太さのものを布設する。
接地を軽視せず、こんな事故もある事を...何も感電防止だけでは無い。