eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

仮設発電機用意して定期点検

2010年11月11日 | eつれづれ
某、総合病院の定期点検は仮設発電機、小型インバータ発電機等の準備、事前切替配線等で工事業者も大変だ。

地下の電気室にある高圧受電盤の過電流継電器試験風景。試験器は仮設電源があるので双興電機製作所OCR-50CKタイプを使用した。


アレスター垂れ下がる

2010年11月08日 | eつれづれ
分岐キュービクル柱にあるアレスター中相金具切断...本体が垂れ下がっている。

辛うじてアース線にて保持している状態。事業所より出入りの工事会社へ画像メール転送。
対応要請し手直し待ち。

頭デッカチなので風等の振動でアーム部分より切断したか...。ここの事業所は柱上変圧器もあるので隔月は出来ないが24時間絶縁監視装置は付いてある。
めったに無い月次点検での機器トラブル発見??の1コマでした。

SOG制御装置試験

2010年11月06日 | eつれづれ
第1柱高圧気中負荷開閉器(VT.LA内蔵PAS)の方向性SOG制御装置試験。例として三菱電機のVTの容量は30VA(SOG制御装置だけの専用電源)と外付けの高圧豆トランス500VAと比較しても、かなり小さい。
当然、PASの中に入れてあるもので高圧側にヒューズも無し。
仮にSOG制御装置P1.P2から試験器電源を接続しVo整定5%(190.5V)の150%=285V及びIo0.2A整定の130%=0.26Aで動作試験等をやった場合、下記のエクセルで判る様に位相特性試験など関係なく74.1VAの電源容量を必要とし2.5倍程度の容量オーバーとなる。

位相特性試験等でVo285V、Io電流3Aの時は855VAとなり位相±調整は関係無く、かなり大きな電源を必要としている事が判る。PAS電源を電灯変圧器より供給している(PASにVT無し)の時は、容量など気にする必要はないが(VT内蔵PAS)の時は絶対ダメ...やるなら素早く済ませる事...責任は持てない...メーカー取説にもある。別電源の発電機より供給...当然、VT線は取り外しを忘れずに二重配線、VTパンクとならない様に要注意。
このエクセルをみると有効電力Pの増減は関係なく必要とする電源容量は、試験器のスイッチ入れた時より始まっている事が判る。その分、無効電力が増加して入出力のバランスはとれているが...。当然+αとして試験器自体の電力も加味されるので電流は更にUPする。

補足:
2005年9月製造後の(VT内蔵PAS)には異常電流が流れた場合PTCサーミスタが回路に直列に入っており、瞬時に高抵抗となり限流するためコイル焼損は免れる仕様となった。

以上、ウソかマコトか参考にならない考察の土方電気ヤでした。