eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

多忙の中、定期点検を実施

2017年06月14日 | eつれづれ
本日、8時30分より某、事業所の定期点検を行う。

高圧気中負荷開閉器((VT.LA内蔵PAS))開放確認。

キュービクル短絡接地取付。

点検、清掃作業。

点検、清掃作業。

動力変圧器内部点検、絶縁油酸価度試験。

ヒオキIR4052-11 5レンジデジタル絶縁抵抗計 50~1000V.DCによる高圧ケーブル等高圧絶縁抵抗測定←PR。測定値はホールドするので写真撮影には便利だ。

昨日の続きで試験依頼

2017年06月14日 | eつれづれ

高圧ケーブル等の交流耐圧試験を実施。

検電器で印加電圧確認。

新規、高圧受電盤の過電流継電器試験。

1/2電流計各相確認。

タップ4.時間0.5秒整定、500%真空遮断器連動動作試験。0.245秒で動作。

計算値は0.204秒、真空遮断器開路までの時間差があるがドウデモ良くほぼ一致とみなす。





OCB再度の考察

2017年06月13日 | eつれづれ

高圧受電盤右側を新規に入替で他のOCB分岐は高圧線撤去。

製造年は昭和45年なので、もう47年も経過した。

両サイドにR.T相の電流コイルがある。

レバーを上げれば過電流で動作したのと同じなので遮断する。

プランジャレバーは4の位置にありツマミを上下して動作時間(位置)を決める。
上にあげれば当然、早くレバーを押し上げるので遮断時間は短くなる。
CT電流を利用した一番、原始、機械的な電流トリップ方式だ...針金電気ヤと同じ古いが今まで現役だった油入遮断器の考察でしたオソマツ。




耐圧試験等の下見

2017年06月12日 | eつれづれ

多分、昭和40年代の骨董品的な代物...油入遮断器(OCB)を使った高圧受電盤。
OCRが付いているだけマシで、それ以前はトリップ電流を本体レバーで調整していた。
レバー上の赤釦を押すとドーンと手動トリップする。裏面に油タンクがある。

メーター類。
断路器(DS)もデカイ...高圧線はIVの赤で銅棒でも無い。

新規の高圧受電盤は真空遮断器取付となる。明日の全面改造のため試験、下見に行って撮影。

昭和40年代の教科書にあったOCBの姿図。

過電流継電器が登場する前はCT過電流で直接OCBのトリップコイルに流して引き外しを行っていた。
引き外し電流の設定はプランジャで調整していた...今では考えられない位、バカバカしいもので、これで過電流事故の自動遮断をやっていた。
プランジャレバーを上にあげても手動で遮断出来る。
その後、富士電機の極小量油入遮断器(TCB)などが発売されたが程なく真空遮断器が出てきた。