阿波池田「禿頭」の酔っ払って候(元福寿司2代目)

ブログ開始9年目、75歳になった。家族、師、友にブログ通じ少しでも恩返しが出来れば幸いなり。

山下浩平氏に思うこと

2016年10月20日 23時49分15秒 | 日記
山下浩平氏(以下山下さんとご存命の時の呼び方で述べます)は、阿波池田の由緒ある旅館であった〝政海〟さんの

2代目ご主人で、芸術家でもあり文学者で料理人でもありました。しかし世に出たという方ではありませんでした。

例えば魯山人のように。


今日がご葬儀で参列できたのが幸せでありました、葬儀に幸せというのはおかしいのですが、仕事の手順が

うまく空いていたということで、山下さんとお別れをすることが出来たから良かったと言う意味です。


山下さんと知りあったのは、まだ結婚式が阿波池田では、旅館や公民館や農協で披露宴をしている時代でした、

料理に付けるお寿司をどこにたのもうかと、検討されていたのでしょう、当時は阿波池田でもすし屋は

5,6軒ありましたので、食べ歩かれたのではないでしょうか。


気に入っていただいてお寿司を納めさせていただいていたんですが、ひょこっとカウンターで

お寿司を食べに来られました、何しろ旅館のご主人でもあり料理人でもあるので、滅多に

来られることはありません、お寿司をお出ししながら、ネタケースごしに話がはずんだんですね、


それからです、こいつは波長があうと思われたのでしょ、司馬さんの本をいただいたり、実は

山下さんは司馬さんが取材のために宿泊された折、天皇さんが泊まれた部屋で取材を受けられて

いるんです、私が司馬さんファンだということを告げていたので、大阪の司馬記念館に行かれときの

お土産に買ってきていただいたんですね。


一番の記憶に残っているのは、山下さんより氷見のブリをいただいたことです、勿論旅館のお客様に

提供した残りですが、その美味しさに驚いて、すごいですね、うまいですねと伝えたところ、

満面の笑みを浮かべられたんです、どうだこんなうまいもの食ったことがないだろうと言われた

気がして、世の中知らないことが多いと実感したものです。


また大切なお客様だから、マグロを分けてほしい、生わさびを1本ちょうだいと言われたこともあります、

私を信頼されていただいたんでしょう、一番良いものををお届けしました、そのような電話も何回かいただきました。



阿波池田の由緒ある旅館であった〝政海〟さんと申しました、数年前に経営不振で旅館をてばなされ

お会いすることも少なくなったのですが、一度法事の後のお食事でお見えになりました、その時は旧館の2Fに

お席を用意したのですが、山下さんは1Fのカウンターで良かったのにと申されました、

多分カウンターで少し私と話をしたかったのかと、後で推察しましたが。


そして

今日のご葬儀です、阿波池田で私を波長の合うやつだと思っていただいていたであろう、

貴重なかたのお一人がさられました、安らかにお休みください、そのうち、参りますので。


その時こそ思う存分お話をお聞きしたいものです!!!

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この果物なんだかわっかりますか❓❓

2016年10月20日 19時12分25秒 | 日記




孫娘の塾の先生にいただいたんですが、名前を聞いて

エ~どこの国の果物ですか、と聞いてしまいました。

正解は「ポポー」知ってました?

かなり甘いクリームみたいです、でも体のわりに

種が大きいので切る時真ん中から切らないで4対1ぐらいのわりで

切るのが良いとNETにありました。

でもどこで売ってのかな❓
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